3.0
キュンキュンだけどあくまでもご都合主義
20話くらいまで読みました。
桜夜さんかっこいいし可愛いし、支配欲強めの男性って反面デロ甘なのも頷ける。
そしてこの歯が浮くような台詞はマンガならではでキュンキュンするから良し。
なんだけど…
ユリはちょっといくらなんでも脳内お花畑すぎない?
美人で怪力で猪突猛進なのもいいけど、例えば度胸があって格闘も出来る人ほど、背後を取らせるような闘いかたは絶対にしない。後頭部ガラ空きだよー。
そして吊り橋効果とイケメンだからってことで一目惚れしたとしても、いくらなんでもしかもヤーさん相手に、いきなり出逢って数回で三指立てて『あなたが死ぬ時まで~』なんて宣言しないよなぁ。マトモな相手なら重すぎだし、簡単に信じちゃう相手なら相手もお花畑だし…。
てか若が一途で女に優しいタイプでよかったね。
まぁ実家がお金持ち設定ではないし夜の世界に生きてもいないから、スケにターゲットにされる心配はないのかもだけど…。
あとお友達や家族がみんな名無しなのはどうなの?ユリが『友達も家族も大事』ってモノローグあったけど、物語の中で数ヶ月は時間が経過してるなかで一度も誰の名前も呼ばないのに、ほんとに大事にしてる?
彼氏には『もっと名前呼んで』って言ってる辺り、名前呼ばない性格の人でもないからちょっと。
一番気になったのは、毎回別れ際に『生きてたらまた連絡する』とか『死んだらお葬式に』とかロクでもない。
裏の世界の幹部クラスと元カレがそれなりに付き合いがあったけど、抗争でも起きない限りそこまで生死に関わる仕事だらけではないよ。
実際渋谷で会合やってる時期とその前後で会っても、上の面子はそうそう変わるもんでもないし。
漫画だから盛り上げるために『これが最後かも』って思わせて盛り上げたいのかもしれないけど、裏の世界の設定として違和感があることはもちろん、実際命の危険がある時期だったとしても、こうも毎度死んだら~死んだら~なんて言い合う恋人なんて嫌だ。
ラブラブ時のデートシーンと、漫画ならではの台詞、ユリのデフォルメキャラ時の可愛さは好き。
設定ガバガバなのが気にならないタイプの人なら楽しめるかも。
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