5.0
二人の関係性
こちらを読む前に本編(トップシークレット)の方を読んでいたので、薪と鈴木が出会った頃の話が読めて嬉しい反面、なんだか切なくなりました。
青木とのコンビも良い感じだったけれど、鈴木との関係性、二人がお互い対等に信頼し合っていた事を知ってしまうと、その後の展開のがものすごく残酷に感じてしまって…。
でもシリアスなだけじゃなく、所々ほっこりする部分もあって、やっぱり間違いなく面白いです。
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こちらを読む前に本編(トップシークレット)の方を読んでいたので、薪と鈴木が出会った頃の話が読めて嬉しい反面、なんだか切なくなりました。
青木とのコンビも良い感じだったけれど、鈴木との関係性、二人がお互い対等に信頼し合っていた事を知ってしまうと、その後の展開のがものすごく残酷に感じてしまって…。
でもシリアスなだけじゃなく、所々ほっこりする部分もあって、やっぱり間違いなく面白いです。
さすが清水玲子先生!という作品。
秘密のトップシークレットを存分に堪能してからの方がこちらも楽しめます。
薪さんの人柄や性格、仕事の複雑さや青木との関係性にどっぷり浸かってからのほうがいいです。
そしてやはり絵がお美しい!薪さんって本当に綺麗!惚れ惚れ!
題材はいつものように生と死。金持ちや権力者に踏みにじられ、闇に引きずり込まれた人達にフォーカスされて、やり切れない思いもありますが、絵が美しく、グロさも軽減されています。
衝撃度合いでいったら、トップシークレットの方が強かったので星4つにしました。
こちらはあくまでスピンオフ。番外編といったところです。
シーズン0というので昔の話ばかりかと思いきや昔の話は結構すぐに終わり、いきなり本編の続きになりますw
まあ、薪さんを引き続き拝めるので文句はありません。むしろ嬉しい。
本編では泣いて泣いて気絶ばかりしてた薪さんですがw、こちらではなんだか楽しそうだし飛ばしてますw青木さんはじめ、第九メンバーのおかげで変われたんですね!本編よりほのぼのギャグシーンも多いです。
薪さんファンなら、本編を読まれた後にこちらのシーズン0を読まれるとますます薪さんファンになりますよ。本編では天才過ぎ、美形過ぎ、崇められ過ぎでなんだか神様みたいだった薪さんですが、シーズン0では良い意味で普通の上司になってくれてます。
薪さんみたいな人が現実にいたらなあ…笑(モデルは若い頃のHYDEさんという噂ですが、確かに実写化するなら若い時のHYDEさん一択です)
本編では薪さんや雪子さんの回想シーンやMRIの画像にしか登場しなかった謎の多い鈴木さんがしっかり描かれています。薪さんのゲイ疑惑はともかく、あんな出会いをしてあれほど支えてくれれば好きになっちゃうよね、薪さん。たまたま最初に好きになった他人が同性だったんですね。
『可視光線』『冬蝉』では薪さんと鈴木さんの過去の切ないシーンが所々に出てきて、AIのような薪さんに人間的な体温を与えているようです。やっぱり青木は鈴木さんには勝てないなぁ…
読むなら先に出てる、秘密トップシークレットを読んだ方が絶対いいです!
そもそもこのシリーズは、故人の脳の記憶を凶悪犯罪の捜査に使うという、色々と個人の尊厳に関わる難しい前提があります。この辺の説明ないまま途中から読み進めても無理があります。
更にこちらには前作の過去よりも未来の方が多く、スピンアウトの方も大体前作の補足的な内容になってます。
薪さん魅力がダダもれして前よりパワーアップしてますね。
シリーズ開始の時の衝撃からこれだけ年数経ってもどんどん面白くなってくのはさすが清水先生です。
まだまだ終わって欲しくないけど、前作では叶わなかったファン待望の展開来るまでは続いて欲しいです。
いくつかの無料配信を、平行して読んでましたが、次が読みたい作品ナンバーワンでした。その後も購入して読んでます。
元々清水作品のファンで、『月の子』『輝夜姫』など、リアルタイムではまってましたが、月日を経て、また毛色の違う、こんな素敵な作品が読めて嬉しいです。
本編より先にこちらを読み始めてしまいましたが、途中から平行して読んでます。
キャラクターが魅力的。
個人的には剛の笑顔、幸せを願う、鈴木が好きです。
本編では死んでいるところから始まっていて、悲しい。
グロい描写も、清水さんが描くとアートっぽい香りがします。
ずっと青木さんが入ってから位の、薪さんのシャツの仕立てが謎でした
自分でもお洋服縫うので、ドレープの寄り方なんか考えてパターンを想像するのが楽しかったです
で、薪さん海外勤務になってから最初期のようにネクタイして普通の官僚っぽくなりましたね
映画化した時に斗真さんで文句はなかったけど、ハイネックのインナーにネクタイって幻滅しました
あのシャツ、カメラも仕込んだので、内ボタンだったのかなぁ
マキさんの出生の秘密はたしかにseason 0だと思うけれど、それ以外は本編から数年経ったいつも通りの事件で、本編と分ける意味はあるのかなと思ったりしますが(まあ本編は全編通して最後の事件へとつながる話だと思うので分けた意味も分かると言えば分かる)、変わらず引き込まれる作品には変わりありません。
美人なキャラはすべてマキさんとおなじ顔に見えるので、描き分けに関してはあまり…とは思うけれど、とにかく美麗でお話はおもしろいので、絵に関してはこの漫画家さんの画風なのだろうと納得できます苦笑
秘密ートップシークレットーも読んでいるのですが、その前のお話。
薪と鈴木の出会い、薪の秘密、薪の痛みを受け止める鈴木。とても辛く悲しい「秘密」の暴露がありますが、鈴木のおかげで読んでいる自分まで救われたように思いました。
そして、やはり清水先生の絵は繊細で美しいので、多少のグロテスクな場面も抵抗は感じません。読み進めるのが楽しみです。
最初に、「秘密」を読破してからこちらを読んでいます。
「秘密」は、人の脳にある記憶を取り出して事件解決の手がかりをみつける話だったので、なかなかにエグい画もありましたが、season0は、どちらかというとサスペンスとして読めました。
薪と鈴木があまりにもきれいなので、二人が見つめあうたびに、違う方向にいくのではないかとドキドキはしてしまいますが。