2.0
安い性、安い暴力
YouTubeの過激版みたいなものがある、というストーリー。
身も蓋もないあらすじだが、本当に、それくらいしか説明のしようがないし、必要もない。
とにかく、性も、暴力も、キャラクターも、軽くて安っぽい。
私は、漫画のストーリーを成立させるためだけの存在として描かれている、奥行きのない登場人物を「駒」と呼ぶことがあるが、本作の登場人物たちは、「駒の劣化版」と呼びたくなるくらい酷い。
こういう上滑りの扇情性に満ちた作品は、そりゃ十二歳だったらそれなりにドキドキできたかもしれないが、まともな大人が読むと、本当に寒い。
まあ、私がまともな大人かどうかは、ちょっと怪しいけれど。
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