4.0
優しく切ない時間
時は大正(?)横浜を舞台に、身寄りのないちろりがおっとりしたマダムの珈琲館で働いている物語。ゆっくりと流れる時間に身を置き、少しずつ課金しながら読んでいます。こんな緩やかに時間が過ぎていく時代があったんだなと思わせる。今のようにがっちりと固めて着る着物とは違い、肩肘張らず着たいように普段着として着ていた着物を、とても上手く表現していると思いました。
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時は大正(?)横浜を舞台に、身寄りのないちろりがおっとりしたマダムの珈琲館で働いている物語。ゆっくりと流れる時間に身を置き、少しずつ課金しながら読んでいます。こんな緩やかに時間が過ぎていく時代があったんだなと思わせる。今のようにがっちりと固めて着る着物とは違い、肩肘張らず着たいように普段着として着ていた着物を、とても上手く表現していると思いました。
他のレビューで透ける着物を一枚で着るなんてありえない!とおっしゃる方がいますが、そういう着方自体はあります。しかし、この作品の時代設定(明治後期~大正時代?)にはそぐわないものです。
江戸時代の日本人は、女性でも人前で上半身裸になったり、暑い日に胸が透ける着物で過ごすことはよくありました。対して、明治になってからやってきた外国人の多くは上流階級や富裕層の人々で、彼らは足首すら人に見せるものではないと教わって育ちます。明治政府は日本=野蛮で遅れた未開の地扱いから脱却するために、洋装励行やちょんまげの撤廃などと共に、裸になること・それに準じる格好を禁止したのです。
主人公のちろりという名前はあだ名なのでしょうか、チロルから取っているのだと思います。正直違和感があります。
妙にひょろひょろした体型は竹久夢二リスペクトかな?
顔の絵柄がかわいらしい感じなのでミスマッチかと。
着物を着る、髪を梳かすなどの仕草を丁寧に描いているのは分かりますが、めちゃコミの1コマごとの表示との相性は悪いです。髪型もなんだか虫の触覚に見える…喫茶店の店員なのに。
身八つ口や襟繰りをたっぷりと取っていて、きっと作者はそういう絵がお好きなのでしょうが、社会的身分と着物の柄や素材・着方がはっきり結び付いていた頃にそういう着方をするのはやはり芸者衆や女優、カフェーの女給、そして遊女です。カフェーはお酒を提供するので現在で言うところのクラブやキャバクラに近いです。そちらを題材にするか、いっそなんちゃって大正時代です!ともっとアピールすれば良かったのでは(鬼滅やサクラ大戦みたいな)
どうもこのほんのりエロ路線は担当編集が「少年誌向けのサービスとして入れるべき」とでもアドバイスしたのか、読み切りの際はなかったそうなのです。2巻からはそういった描写がなく、読みやすいと教えていただきましたが、わたしはそこまでたどり着けませんでした。
同じ作者の舞妓さんちのまかないさんがお好きな方は試してみてはいかがでしょうか。
個人的にはそちらも苦手な雰囲気ですが。
絵で見せていくタイプの漫画、嫌いではないです。
寧ろ絵だけで伝えていく表現方法を凄いとさえ思えます。
(向き不向きは別として)
少々画像が粗く見え難いですが、背景の描き込みや構図は素晴らしいです。
ただ課金をしてまで読みたいとは思えないあたり、のめり込むほどのお話ではないかなと感じました。
まだ5話目だからかもしれませんが、とにかくセリフが少なすぎて登場人物に感情移入出来ないのが汚点かな…と。
舞妓さんちのまかないさんと同じ作者さんなので期待を持ちすぎてしまったのかもしれません。
この作家さんの描く空気感が好きです。
何故、チロリがカフェに来たのか、マダムが独身でカフェを営むようになった経緯、暇なカフェでどうやって生計立ててるのか?
そういうバックグラウンドをはっきりさせたいという思いで読むとモヤモヤするのかもしれませんが、わたしは色々あった2人の、ゆっくりとした美しい日々の日記を読んでいるような気持ちで癒されました☆
表紙の大正ロマンに惹かれて読んだものの、和装を習ったことがある自分としては「グ、ラ、ビ、ア、アイドル」より酷い!着こなしです。着物がはだけたり、透けていたりするのにウッカリ人前にでるとか、当時が当たり前とか思えません。
無料分だけ読みました。
他の方もレビューしていますが、子供と言える年齢の女の子の着物の着方ではないですよね?日中の健全なお店の店員さんでこんな襟を抜いた着方をするか?とか気になってしまいます。
全体的な柔らかい雰囲気は嫌いではないですが、お話よりも着物に対しての描写が気になりすぎて無理でした。
昔、横浜の港前にあったカフェが舞台。沢山の給司さんがいるかと思いきや、マダムとチロリちゃんの二人です。
風景がとても綺麗です。そして、そこで暮らす人達の生活風景もとても綺麗に描いています。
ちょっと訳ありの様なチロリちゃん。これから明かされていくのでしょうか。
「舞妓さんちのまかないさん」が好きでこちらも読んでみましたが、ちょっと自分には合いませんでした。
ほぼ吹き出しがなく一話が着替えだけで終わってしまい、二話目もほぼ掃除のみ。
なかなか進まないのが焦れったい。
ちょいちょい出てくるお色気描写もあざとくて萎えます。
優しいタッチの絵柄に惹かれて読み始めたら、意味なく着替えシーンばかりが続く…。男性作家なの?と思って名前を見ると女性っぽい…。
けど、なんか書き方がやらしい。
エロ路線なのか、なんなのか中途半端でイライラします。着物もあまりにもありえない。残念な作品です。
この作品が好きな人にはごめんなさい。
正直なところ作者の自己満的なコマが多過ぎて、私は好きになれません。
時代背景にしろ、着物の着かた一つとっても全てに違和感を感じてしまいます。
いくら無料配信があっても読み進める人は少ないかも…