【ネタバレあり】僕の名前は「少年A」のレビューと感想（8ページ目）

良い終わり方と思った

途中は色々もどかしく感じましたが、最後は主人公も佐々木さんもうじうじしないでしっかりとして、スッキリなエンディングになったと思います。
何より、主人公の親友が立ち直ることができたことが個人的に良かったと思いました。

少年Aとなっていても

近場の人には特定されてしまうもの。家族が大変な思いをする。本人に責任のない事を責めるな、とは言っても、世間の風当たりは冷たい。
特にこの話は、少年の自己犠牲からスタートしている。残る家族の事を考えたらすべきでなかった。まだ少年だからそこまで考えられなかったのか？

すごく

考えながら、時には涙して読みました。
みんなのとる行動、たぶんこれからもずっと無くならないものだろうなとか、自分ならどうしたかとか、自分の子どもがだったらとか…
ほんとになんだか考えて考えての本でした。

面白い

自分がこの歳でこのような扱いを受けると思うとゾッとした。
また絵も繊細でセリフ一つ一つに重みがありとても面白かった。
このような作品はあまり読んだ事は無かったけどすごく面白くどんどん続きが読みたくなるような作品だった。

主人公が可哀想

好きな女の子を守るために罪を被って、周りから嫌な目で見られて主人公が可哀想。でも最終的に彼の名誉は回復したのかな。

まさかよね

これはインスタの広告で上がっていて、気になったのですが、残念でした。私はあんまり面白くなかった。庇ったり、裏切ったり、スッキリしません

一気に読みました。

内容が少し綺麗過ぎると思いましたが色々考えさせる部分もありました。最終的には色んな考え方があると思いますが、一度ゆっくり読んでみても良いと思います。

人を守るということの難しさ

少年Aというと実在の事件を思い出してしまい嫌な気持ちになりますが、この主人公は、明るく素直な普通の少年だったのに、人を守る勇気があったことで人生が変わってしまい、やるせない気持ちになりました。
人を助け、さらに守り続けるというのは、とても難しいなと思いました。
そして、やはり性犯罪の刑の軽さが憎くなりました。
クズ教師の親族の「たかが○姦」「生きていれば数年で出てこられた」というセリフに虫酸が走りました。
河合さんの虐待も含め、「死ぬべき人間」と思われるのは仕方がないと思います。
佐々木さんの“真実を打ち明ける”という決意は、モザイク写真がSNSにアップされた時点で崩れてしまうかと思いましたが、きちんと真実を話してくれて良かったです。
最後に、ケンちゃんがちゃんと社会復帰できていたのが嬉しかったです。
佐々木さんも、心の傷は一生癒えませんが、体に後遺症が残らなくてホッとしました。
ラストは前向きなので、読後感は良かったです。

面白い

本人の苦悩やまわりの人々への影響、家族にも不幸な影響を与えてしまう、なんだか、次が読みたいと思ってしまう作品です。

主人公の純愛と、どんどん明らかになる犯罪の内容、ひとりひとりの犯罪者家族の気持ちと生活、とても考えさせられる作品です。