5.0
ほっこり
複雑な状況の中でひとまわり歳下の婚約者を迎えるヒロイン。半ば政略結婚で大切に守ってきた料理屋を乗っ取られそうになる…と書くと深刻そうだがはんなりした会話と優しいタッチの絵柄で心おだやかに読めます。
女が料理人になることの難しさや占領当時の日本の様子が伝わる作品。ヒロインが日々奮闘しながら作る料理が風流でとても美味しそうです。
2人の進展は遅くなりそうだけど、やがて雨降ればぢ固まるという結末に落ち着きそう。
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複雑な状況の中でひとまわり歳下の婚約者を迎えるヒロイン。半ば政略結婚で大切に守ってきた料理屋を乗っ取られそうになる…と書くと深刻そうだがはんなりした会話と優しいタッチの絵柄で心おだやかに読めます。
女が料理人になることの難しさや占領当時の日本の様子が伝わる作品。ヒロインが日々奮闘しながら作る料理が風流でとても美味しそうです。
2人の進展は遅くなりそうだけど、やがて雨降ればぢ固まるという結末に落ち着きそう。
ドラマを観てマンガの存在を知りました。
戦後間もない女性が仕事を持つことが難しい時代ですが、西洋料理人として自立していて素敵な主人公です。
でもお互いの家のために15歳も年の差のある人との結婚を、自分の意志に反してしなければならないのは気の毒に思いました。これもまた時代的に珍しいことではないのでしょう。
それでも老舗の料亭を立て直すためにふたりが協力しあっていくストーリーはドキドキして楽しめます。
出てくるお料理もとても美味しそうでした!
おもしろいです。
旦那さんは15歳年下でまだ学生。
戦後間もない時代が舞台で、女性ながらに料理人として働きたいと願う主人公。
設定から結構盛りだくさんです。
主人公の実家の料亭がいろんなピンチに見舞われます。チグハグ夫婦が互いを思いやりながら力を合わせて乗り越えていきます。
ハラハラドキドキ要素は少なめですが、お料理豆知識?もあり、読み応えがあります。
ゆっくり2人の行く末を見守っていきたい。そんな気持ちで読み進めています。
まずお料理が色々出てきて、勉強になります。
誰かを想いながら作るお料理はこんなに美味しそうなんだな、と毎回思いながら見ています。
そして、この時代の考え方や新婚夫婦の距離感など今とは少し違う在り方が見えておもしろいです。
何より、いち日さんと周さんの関係が少しずつ少しずつ変わってきてお互いを知るたびに心を動かされ、でも2人とも先回りして考えすぎたり遠慮しすぎてなかなか進展しない感じが…たまらなく可愛くて愛おしいです。いち日さんがどんどん可愛く色っぽくみえてくるし、周さんの時々急に強引な男っぽさにもドキドキしてしまいます。
東京に突然来てくれたいち日さんの手を、周さんが本物かという顔で握ってしまう場面、好きな気持ちが溢れ出ていてとても良かったです。
入荷が1番楽しみな作品です。
戦後とは言え、主人公いちかさんは料亭を営む家のために15歳も年下のお婿さん周さんと再婚します。最初はちょっと無理がある年齢差だと思いましたが、2人は一緒に暮らすうちにお互いの人柄や良さを知り惹かれあっていく所が自然で、読み進めるうちに、年齢差は全く気にする必要はないと思えてきました。いちかさんがとても魅力的です。シェフとして働き自立していて、でも力が入り過ぎず他人の事も思いやれて…。美味しそうな料理も沢山出て来ますし、読んでいてほんわか幸せな気持ちになります。
2人がお互いを気遣い合っている為に中々気持ちを伝えなかったり、見ていてもどかしくもなりますが、続きがとても楽しみです。
しかも…憧れの京都のお話!!
話し方もまったりで好きですし、地元愛やお店の行方、突然自分にまわってきた跡継ぎやお見合い話など、後に引けない問題で埋め尽くされながら、自分を見失う事がないように必死に頑張っているいちかさんを応援します!!周さんも、さすが大阪商売上手な雰囲気ですが、色眼鏡なしで見てくれるところはいいところです!!どちらもいいひとなので、ゆっくりでもよきに進んで欲しいです!!
続きがとても楽しみです♪♪
料理シーンを見てたらすごく作りたくなります。いちかの影響で卵が好きになりました(笑)
周さんもいちかも、少しずつ距離が縮まっていって、もどかしいことばかりだけどそこがいいです。早くお互いの気持ちに気付いて欲しい!
いちかのおばさんや周さんのお兄さん達等、いい感じにトラブル起こしてくるけど、それがふたりの絆を深めてて、周さんのいちかを想うやさしさが見えたりするところがすごくいいです。
老舗旅館の娘であるいち日は、15歳も歳下の周(19さい)と旅館(家)のために結婚をします。戦後の厳しく移り変わる情勢の中、旅館を立て直すために二人で奮闘していく物語です。また、女性の地位向上も少ーし題材に入っているのかな?
料理の作り方も紹介されていたり、歴史ある昔ながらのスタイルから、日本が欧米化を受け入れ、どう変わっていくのかその背景もよく描かれています。
あと、15歳も年下の周がとても冷静で先を見る目があるというか19歳の設定には見えないほど頼もしく、いち日と周の恋愛もどうなるのか?面白さ満載の漫画です。
一見すると地味な印象の作品ですが、読み進むうちにそれは間違いだったと気付かされます。まず扉絵が毎回ハッとする程美しい。人物描写とはまた違った印象で、暫く眺めていたい奥行きがある。絵画を勉強された経歴でもお持ちなのでしょうか?
そして、ストーリーやセリフ運び、主人公達の感情の流れなどが細かに描写されていて、その場にいるような錯覚を覚えます。
大変な時代を、人々は逞しく生きてきたんだなあ、と真っ直ぐなヒロインには共感しきりです。周さんのツンデレ具合も良い! 引っ掻き回し役の伯母さんも何だかんだ可愛く思えてきました。
年の差夫婦に養子の男の子が加わり、少しづつ家族になってゆく……美味しそうな料理と一緒に味わえるので、お得感増し増しです!
レビューが高評価だったので読んでみましたが、わたしはイマイチでした。絵は綺麗でした。
物語の時代のせいもあるかもしれませんが、年下夫がとても無礼に感じました。
主人公が重じている伝統とやらも、伝統というよりどちらかというと形式って感じでしたし、経営ヤバい政略結婚で援助してもらわなきゃって言ってる割に主人公とその母も悠長なこと言って、しかも戦後でしょ?ちょっと緊張感なさすぎてリアリティがなかったです。