愛をこうひと

- タップ
- スクロール
- ページ
あらすじ
「母さん、なぜ私を生んだの?」虐待を受けながら育った娘は、ずっと自問していた――。一度は自分を捨てた母に、父の死後引き取られ、ともに暮らすようになった照恵。しかし、それは実の母親から壮絶な虐待を受ける、地獄のような日々の始まりだった。やがて自らも母となり、やっと穏やかな生活を手に入れた照恵だったが、1本の電話が、彼女の封印してきた過去の記憶を呼び覚まし…。虐待により踏みにじられた魂の再生を、曽根富美子が描ききった感動作。原作のその後を描いたオリジナル番外編『闇がひらかれるとき』、原作者・下田治美氏の解説文も収録した完全版。
- 一話ずつ読む
- 一巻ずつ読む
入荷お知らせ設定
?機能について入荷お知らせをONにした作品の続話/作家の新着入荷をお知らせする便利な機能です。ご利用にはログインが必要です。
みんなのレビュー
-
5.0
壮絶な虐待
幼少期から十代まで壮絶な虐待を受けながら生き延び、その後どのように人生を生き抜くかというお話です。
虐待の描写はリアルで辛いです。経験者の方はフラッシュバックに気を付けてください。
加害者の「イライラする」や「やった後はスッキリする」などの心境は、結局その程度の気持ちであんな酷いことをしてしまうんだなと。やるせない気持ちになります。
(虐待する人が皆そうだとは思いません)
加害者の過去や背景も描かれています。
生き延びて欲しい。一刻も早く逃げて欲しい。そう願いながら読みました。by yunyun2325-
1
-
-
5.0
心が痛くなります
心がえぐられて放心状態になるくらい衝撃的な描写です。身勝手な母親に振り回されて可哀想な人生を、送る主人公も、自分の足で自分の人生を切り開きました。どんなにひどいことをされても、親を信じたかったという純粋な気持ちが、願いとなりそれを軸にストーリーは進みます。最後のシーンは、泣いてしまいました。人間誰もが、思い通りに生きられない葛藤と戦っているのではないでしょうか。痴呆になってしまった母の言葉が、せめてもの救いでした。人間ってなんてちっぽけで、脆くて儚いんでしょうね。
by りぃちゃんあいちゃん-
0
-
-
4.0
答え
昔、映画で見ました。やはり壮絶な虐待。。
娘は、何故母親は自分を虐待したのだろうか?可愛くなかったのだろうか? 答えを探す。
母親には理由はない。殴りたいから殴る。殴るとスッキリするから殴る。それだけ。
これが他人同志なら、傷害事件であり、2人は加害者と被害者。被害者は何の迷いもなく加害者から逃げて2度と関わらない。
加害者が自分を愛しているのか?なんて考えもしない。だけど血の繋がりが話をややこしくする。
自分を殴る蹴る人間が、自分を愛しているはずないと、簡単明瞭な答えがでない。
母親は娘を愛していなかった、忌々しい存在だった、だから殴り続けた、それが答えです。悲しいですね。by しぼわんこ-
0
-
-
4.0
こんな虐待
これだけの目にあいながらとてもまともな大人になっている照恵。
よく、虐待されて育つと自分の子供にも虐待すると言われたりしますがそうなっていないことも凄いとまず思いました。
あまりにも酷い虐待を娘に行ってきた照恵の母ですが
照恵の母もやはり虐待されていたのを知り、女の子は可愛がって育てたかったと思っていたことを知り、悲しくなりましたね。by mmさよ-
2
-
-
4.0
原田三枝子主演の映画を随分と昔に見た。もう本当に虐待シーンが衝撃的で。それでも、母の愛を求め続ける娘。この作品があることに気がついて読みはじめました。まだ、映画を越える話なのかは分からないので読み続けてみようと思います。
by おばさんM-
0
-
作家曽根富美子の作品

Loading
作家下田治美の作品

Loading
レーベル月刊office YOUの作品

Loading
出版社集英社の作品

Loading
みんなが読んでるおすすめコミック
最近チェックした作品
?
Loading