2.0
上滑り感にモヤモヤ
今住んでいるところは、かつての文豪が愛した街。鴎外や一葉の街。漱石の眠る地にも近い。そして、私の卒論は太宰。
こよなく日本文学を愛しすぎて、気づいたら、原文読めてた。
そんなオタクにとって、この作品はとてもしんどい。。。
名前だけ借りてきてて、人柄そっちのけ。
上滑りした理解のもと、「それ、その単語いいたいだけやんけ!」というこの作品。。
二次創作ならいいんです。愛があれば、わりと美味しくいただきます。
でも、これはないわ。太宰や独歩、晶子に対する愛がない。理解もない。教科書に出てる作品だけ読みました、あとは妄想です!的な、なんともいえない上滑り感があるのです。
ぶっちゃけ嫌悪感すらあります。
賛否両論ある作品、というのは理解したうえで読みましたが、やはりだめでした。
まったく文学に興味がない人向けだと思います。
- 24