2.0
後半が
途中まで歴史ロマンとして楽しく読んでいました。
ですが、ラストは歴史年表になってしまって読者としては置いてけぼり感が凄かったです。
by
おもろ
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途中まで歴史ロマンとして楽しく読んでいました。
ですが、ラストは歴史年表になってしまって読者としては置いてけぼり感が凄かったです。
絵も美しく、お話もしっかりしていて流石の萩尾望都先生作品です。時代的な作品、好きです。
どんな展開になるのかわからないけど、運命に翻弄されていく様子が、ドキドキハラハラで引き込まれます。
さすがの萩尾望都です。
入り組んだ難しい時代背景をわかりやすく噛み砕き、しかもドラマチックに仕上げる力量は、すごいとしか言いようがありません。
マルゴの乙女らしい夢が無残に打ち砕かれ、望まない結婚の果ての多くの死。
それさえなければ、アンリ四世と幸せな関係を築けたかもしれないのに。
歴史に飲み込まれていくマルゴの行く末を知っているだけに、感無量です。