【ネタバレあり】雛鳥は汐風にまどろむのレビューと感想（3ページ目）

子どもの頃、無条件に受けられるべきであろう愛情を貰えなかったとき、人はこうして心を歪めていってしまうんだということを改めて痛感しました。

幸せな家族に恵まれて生きていける人はどれだけ徳を積んでいるのだろう

三人が幸せになってくれることを願わずにはいられない。

深いい！！

南月先生の作品は、読めば絶対良い事は分かってました
がっ、ずっとキープになってて今日読みました２回も！
そして２回とも泣いてしまいました
表紙の絵を見てほんわかした話かなと思ってたのに、なかなか深い話でぐっときました
クールなイケメン陵の心の傷が余りにも深く、勇一と歩の不遇を上回る過去に胸が痛かったです
ずっと一人で苦しんで寂しい思いをしてきたんだと思うと、涙が出る
ずっと誰かに愛されたかったんだね
勇一と歩が家族？になってくれて良かった
最後のシーンは微笑ましくて、読んで良かったと思わせてくれます
ストーリー重視の作品で、満足度が高いです
最後のイラストが良かった
勇一が抱いているのは子供の陵ですよね

絵が良いです

絵がとても丁寧で良いです。話の流れも自然で、この先二人がどのように付き合って行くのか、とても興味深いです。

文句なしの星５です

南月先生の作品なので気になっていましたが、ストーリー展開が読めてしまうので、購入までいきませんでした。

今回、無料で読めたので読んだところ、ポイント追加で一気に最後まで読みました。

展開は想像通りだし、ストーリーもありふれた内容です。でも、人物の感情がすっと心に入ってくるので、自然と、感動するところでは涙し、嬉しいところでは顔がほころびました。同じような内容でも、作者によってこんなに違うんだなと、先生の力量にも感動しました。

勇一と陵の愛だけでなく、親子（勇一と歩、陵とお母さん）の愛も感じられる作品でした。


この先の内容はネタバレにもなるし、レビューに書く必要もないのだけど、どうしても書きたい！ので。
私は、スマホの電源のくだりが最高によかったです。ファンタジーだけど、実際にありそうだし、なによりも、今までひとりぼっちだと思っていた陵がそうじゃなかったんだってわかって、とてもとても暖かい気持ちになりました。

切ない、あったかい。

子供の時に子供でいるって大事ですね。
子供でいれなかった大人が2人に出会って、大切なものを取り戻していきます。
甥っ子と叔父も少しずつ家族になる。
心が温かくなる。

作者様買いです。
ノンケとバイの話かな？
性別とゆうより、性癖
人のものが欲しくなるとゆう歪んだ性格(性癖)から懐柔されていって、ちゃんと愛する気持ちがわかってよかった

一緒に苦難を乗り越えて

出会いによって、人は幸せを感じて、笑顔で生きていけるのだなと思いました。甥っ子の歩を引き取る勇一の不安、歩と自分の生い立ちを重ねてしまう陵、ふたりとも本当に素敵な大人だと思いました。勇一と陵のことに気付き、歩に優しく説明するクラスメートの母親さんも痛みを知る人だからなのかな。皆、素敵な大人でした。

南月先生の作品大好きです。この作品もとってもよかったです。子どものポジションが絶妙で、なくてはならないキーパソン。みんなが幸せになれる暖かいお話しです。最後の三人で寝るところ最高でした。

かっこいいお惣菜屋さん

むは！こんなイケメンなお惣菜屋さんいたら毎日通うな〰️。ふふふ
ちょっと影があって素敵。カッコよすぎる。
歩君も将来楽しみな美少年。健気で可愛い。
この二人と何気に三角関係！？
羨ましい過ぎるよ勇一さーん。

苦しいです。特に陵の孤独を思うと切なくて。
まず、楽しいお話ではなく、愛とはという根本的なものを考えさせられるお花です。

男女の恋愛が愛なのではなく、人間同士が関わっていく中で生まれる愛しいという感情が根幹にあるべきなんだと私は読んで感じました。

勇一も大切な人を亡くして、でも歩のために頑張ります。うまくいかなくて、それでも踏ん張るなかで見つけた陵という存在。
そして同じく大切な人を亡くして、でも愛されたくて歪んでいってしまった陵が出会った勇一という存在。

そんな二人の物語です。心情をしっかり捉えて読み進めていくタイプの、サラッとしてないやつです。

甥っ子歩も可愛いです。最終的には歩と陵が勇一を取り合う構図になるのが萌えました。
陵は大人に見えて愛されたい人なので、小学生の歩といい勝負です。

重いけど、最後はニコッといった感じです。