【ネタバレあり】[小説]狂王の情愛のレビューと感想(2ページ目)
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主人公が王女といいつつかなり悲惨な境遇で育っていますが基本的にはラブラブハッピーなお話です。
ヒーローも似たような生い立ちで、ネクラ同士で惹かれあって二人でいると居心地がいい感じなのかなと。
二人が出会って互いに心の殻を破って付き合うまでの過程が丁寧に書かれていて良かったです。
「狂王」というけれど、寵妃の為に家臣の首をはねるような王はいくらでもいたのではないのでしょうか。
そこまで恐ろしく狂っているとは思いませんでした。
ヒーローの乳兄弟の懐刀がいいキャラでした。冷徹で主人の成功の為なら手段を選ばない様が、某少女漫画のイル・バーニさんを彷彿とさせました。by 匿名希望- 0
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5.0
この作者さんが好きなので新作出てすぐ購入しました。
ヒロインのため王になる決意をしたらヒーローですが、なぜか痛々しく感じてしまいます。最後にはわかりあえて良かった。by 匿名希望- 0
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4.0
保護欲駆り立てまくりです
何も期待せず、欲さず、ひっそりと生きるヒロイン。清貧、素直で謙虚、そして健気。
時に笑顔を見たいと思う。同情ではなく、男性の保護欲刺激しまくりです。
そして、若い時から二人でイケナイ遊びもしてしまってます。。
影が薄く、能動的でない彼女のことを物足りなく感じていたのですが、最後の最後、彼女の本心が人間臭くてよかった。
ヒーローも彼女のために立身出世し、手を血に染める。歪んでいるのですが、彼女あってこその人生。彼女には何の権力もないように見えて、全てのトリガーが、彼女という点が面白く、また羨ましくなるようなシチュエーションだった。by ミルクウエイ- 0
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5.0
よかった!
ヒロインのため狂王となったヒーロー、それまでの心理変化や環境設定がしっかりとされているので違和感なく入り込めました。ヒロインも弱い純粋系かと思いきや、最後の裏心理は返って好感度アップです。この作家さんは買いですねー
by 匿名希望- 0
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5.0
はじめ、主人公のヒロインの境遇があまりにも可哀想でたまりません。
何も期待せず、ただあるがまま今の現状を受け入れています。その中で、あまりに健気なヒロインに涙…。
ヒーローは、今まで全く何も興味を示さなかったのにヒロインによって、人としての感情が、芽生えます。
ヒーローのヒロインへの執着と大事にする仕方が、病的ですが、嫌いじゃありません。
そして、ヒロインのやっぱり心の奥底でほの暗い感情があった事に私はホッとします。さすがソーニャ文庫!by 匿名希望- 0
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5.0
良かったー
ヒーローもヒロインも歪みまくってます!!
もうここまで歪んでいると本当に嫌味なく読めます!
相変わらず入り込んで読めますね!この作家さんは大好きです☆
これだけ歪みながらも、歪んだお互いを想う2人の今後もとっても気になります!
常識で読むならティアリスが箱庭から出るんじゃ…ってなると思いますが、歪んだ真実をも受け入れて、その世界で生きていこうというのがそーきたか!って感じでした!
これはこれで愛だよねーって思います☆
まぁ、基本的にお互いにしっかり依存していないと生きて行けない2人のお話なので、地位や権力を手に入れても1部の人間以外を信じる事ができないヒーローなのだろうから一生このままの2人なんだろうな…子供が少し不憫かも…
でも、アナザーストーリー読んでみたいです!by 匿名希望- 2
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5.0
不遇な境遇の2人が
自国でも母親の生まれから蔑まされて育ったヒロインが異母姉(甘やかされている)の代わりに大国へ人質に出されます。まだ幼いながら、すべてを諦めることを覚えてしまったヒロインの気持ちが丁寧に描かれていました。ほんの少しの好奇心から運命が大きく変わり、徹底的にヒーローの庇護者となります。ただの愛されキャラというよりかは、むしろ溺愛キャラで、ヒーローの精神安定剤的役割兼様々な事件の鍵であったりもします。読み応えはありました。エッチシーンは、最後まで行かないものの濃厚な絡みが続きます。結婚してからも不安が絶えないヒロインを雁字搦めにしていくヒーローの執着心がすごかったです。
by レビューアーXX- 1
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5.0
極端な関係
幼い頃から虐げられていたヒロインとヒーローは、その境遇や立場が似ていて、どちらも陰の部分が色濃いです。
ヒーローは、自分よりも酷い過去を持つヒロインを守るため、今までの自分を変化させて成長していきます。
その姿は極端で、ヒーローの行動全てが、ヒロインが傷つかず幸せに過ごせるように、というためだけのものでした。
ヒロインを守るためなら、人を殺めることも国を滅ぼすことも全く厭わないような突き抜けっぷりです。
まさに狂王そのものだなぁと。
狂った愛情に守られていたヒロインは、何も知らないところから、少しずつ自分で行動し、ヒーローの愛情を受け入れていきます。
最終的に、ヒーローを狂わせている自分の中の狂気も受け入れ、なにがあってもヒーローと共にいると…。
この2人(特にヒーロー)は、相手のために在ることが全てで、愛情なんて優しいものだけではない関係性でした。
一緒にいられるなら、どんな犠牲も厭わないという言葉そのままですね。
極端さが潔くて、重苦しくならずにあっという間に読んでしまいました。
あと気になった部分で、「公正明大」とありますが「公明正大」の間違いかと思われます。by うにーる- 11
3.0