【ネタバレあり】[小説]狂王の情愛のレビューと感想（2ページ目）

確かに…

人というものは綺麗事だけでは生きられない。

普通のラブいTL感覚で読み始めたけど、読み終わったときの私の感想です。
他のTLだと戦争とかあっても結局円満にラブラブで終ることが多いけど、戦争も然り、常に人は感情で動くのだと気付かされた作品です。

歪んだ愛は美しい

あとがきの最後のこの言葉は重く心に響く…けど、到底真似は出来ないやw
一方通行の歪んだ愛は論外だけどね〜w

気になった方は是非読んでみてください☆

いいですねー

なるほど狂王です。
同じような境遇のヒロインとヒーロー。
ヒロインをそこから救い出したくて動いた。
そして狂王と呼ばれるようになる。
すごく話しが練られてると思います。
細部までしっかりしていて、あれってなりません。

やっぱりソーニャ文庫さんのはいいですね。

一途な愛、素敵です。

ヒロインの為なら何でもする、ヒーロー。
うん、羨ましい限りです。
だいたい、慈愛に満ちたヒロイン、清廉潔白なヒーローが多い中、この話のヒーロー、ヒロインは、憎んだり、邪魔者を排除したり、嘘を付いて嫌われないようにしてみたりと、人間らしくて逆に好ましいです。
最後にはお互いの狂った部分も全て受け入れて幸せになろうとしてるので、なんか応援したくなります。

主人公が王女といいつつかなり悲惨な境遇で育っていますが基本的にはラブラブハッピーなお話です。
ヒーローも似たような生い立ちで、ネクラ同士で惹かれあって二人でいると居心地がいい感じなのかなと。
二人が出会って互いに心の殻を破って付き合うまでの過程が丁寧に書かれていて良かったです。
「狂王」というけれど、寵妃の為に家臣の首をはねるような王はいくらでもいたのではないのでしょうか。
そこまで恐ろしく狂っているとは思いませんでした。

ヒーローの乳兄弟の懐刀がいいキャラでした。冷徹で主人の成功の為なら手段を選ばない様が、某少女漫画のイル・バーニさんを彷彿とさせました。

この作者さんが好きなので新作出てすぐ購入しました。
ヒロインのため王になる決意をしたらヒーローですが、なぜか痛々しく感じてしまいます。最後にはわかりあえて良かった。

よかった！

ヒロインのため狂王となったヒーロー、それまでの心理変化や環境設定がしっかりとされているので違和感なく入り込めました。ヒロインも弱い純粋系かと思いきや、最後の裏心理は返って好感度アップです。この作家さんは買いですねー

はじめ、主人公のヒロインの境遇があまりにも可哀想でたまりません。
何も期待せず、ただあるがまま今の現状を受け入れています。その中で、あまりに健気なヒロインに涙…。
ヒーローは、今まで全く何も興味を示さなかったのにヒロインによって、人としての感情が、芽生えます。
ヒーローのヒロインへの執着と大事にする仕方が、病的ですが、嫌いじゃありません。
そして、ヒロインのやっぱり心の奥底でほの暗い感情があった事に私はホッとします。さすがソーニャ文庫！

良かったー

ヒーローもヒロインも歪みまくってます！！
もうここまで歪んでいると本当に嫌味なく読めます！
相変わらず入り込んで読めますね！この作家さんは大好きです☆

これだけ歪みながらも、歪んだお互いを想う2人の今後もとっても気になります！
常識で読むならティアリスが箱庭から出るんじゃ…ってなると思いますが、歪んだ真実をも受け入れて、その世界で生きていこうというのがそーきたか！って感じでした！
これはこれで愛だよねーって思います☆
まぁ、基本的にお互いにしっかり依存していないと生きて行けない2人のお話なので、地位や権力を手に入れても1部の人間以外を信じる事ができないヒーローなのだろうから一生このままの2人なんだろうな…子供が少し不憫かも…
でも、アナザーストーリー読んでみたいです！