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いくえみ先生の大ファンで購入しました。
主人公の、居場所がなくて自信がない不安気な感じが上手に描かれていて引き込まれていきます。華やかな登場人物はいないし派手さのあるストーリーではありませんが逆にそこがリアルです。
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いくえみ先生の大ファンで購入しました。
主人公の、居場所がなくて自信がない不安気な感じが上手に描かれていて引き込まれていきます。華やかな登場人物はいないし派手さのあるストーリーではありませんが逆にそこがリアルです。
いくえみさんの作品だなぁって感じ、好きです。話がどこに向かってるのかわかんないんだけど、だからか?気になる。自分と重ねることができる話じゃないのに言葉がグサグサくる、そんな感じです。
いくえみさんが凄いのは分かりきってるけど、これまた人物が凄い。普通にいい人達の嫌な所が絶妙。切ないのにちゃんと笑えるし。完璧王子なんてちっとも出てこないが男子がとびきり魅力的。
楽しいことばかりじゃない、地味な毎日。不安な日々と心の隙間。楽しいことはひとにぎり。そんなよくある私たちの日々の光景と心情を実に巧みに切り取って描いてある作品だと思います。
いくえみさんらしく、余韻が残るタイトルに惹かれて読み始めました。
細やかな人間感情が秀悦で、無料分が一気に読み終わりました。
大袈裟な事件が無くても、引き込まれていく作品です。
人間の根本に誰しもがある闇などを繊細かつ丁寧に書いています。それぞれの心理が良くわかります。みんながみんな何かしら抱えて生き、葛藤してもがき苦しみながら理解者を探して生きるのでしょう
小説家でいうと森瑤子さんのように、女の嫌な部分をしっかりえぐり取りつつ書き込んでいくよね。
この人の作品は、見たくないのに目を逸らさない、不思議な魅力がある。
人間関係ピタッとはまることは無くて、皆スキマだらけな人ばかりで、寂しくなる。そのスキマに入れそうで入れなくて自分は1人って悟ってしまう…誰か助けてあげて欲しいと思いながら読みました。
取り柄のない大人が友達の漫画家の元でアシスタントとして働くところから始まる。その漫画家の彼氏がまた不思議なキャラだけど、真をついているのでなんか惹かれてしまうんだろうな。
友情や縁が深いようで希薄で、結局自分が一番で、束縛するけどドライで。よくある感じの漫画とは違ってて、そこが良いけど、濃厚な漫画が好きな人には物足りないかもしれません。