あらすじ

街で男たちに援助交際を持ちかけるセーラー服の少女。その子を助けた主婦の麻子は驚愕する。彼女は小学6年生の12歳で、なんと妊娠していたのだ! 親からも社会からも見捨てられた少女・咲(さき)と心を通わせていく麻子。しかし、咲の抱える苦しみの真相を知ったとき物語は予想外の方向へ加速していく――表題作『12歳の妊娠』。その他、突然迷い込んできた幼児との生活を描いた『アザだらけの5歳児』、壮絶なイジメを受けた子を描いた『なぜ少年はビルから飛び降りたのか』。この豊かな日本の影で、確かに存在している傷ついた子供たちの現実。稀代のストーリーテラーが放つ怒りと涙の大感動傑作選。

みんなのレビュー

5.0

2018/01/10 23:01

絵柄で嫌煙したら損です。

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レビュー見ると絵柄が古いといった意見が多いですが、個人的な意見ですが損すると思います。

お話に絵柄がマッチしていて非常に悲しくて美しいです。
12歳の妊娠しか読んでいませんが、偶然出会った少女に主人公が親身になっていく過程が心に響きます。少女の身の上は、とても悲惨で、こういったお話は大抵バットエンドで終わりますが、最後までキレイに終わっていて作者さんの力量がうかがえます。

青森のエピソードも少女のお母さんの事を知っていた人が話していたのもすごく良かったです。主人公やその方に会い少女の心が癒されて良かったなあと思います。

by イカレ帽子屋
- 8
4.0

2018/02/03 22:21

5話まで読みました

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5話まで読みました。6話以降はまた別のストーリーでしょうか。12歳の妊娠、援交、きっと日本のどこかでもある話だと思います。ただ、だいたいこういう女の子は、家が貧しかったり、親が毒親で片親が内縁の夫ないし妻を家にあげてて実子を蔑ろにしてるような家の子であるケースが多いでしょう。今回の話はお金持ちの女の子。まあ令嬢がこういうことをするケースってごく稀。ただ、主人公のように優しい人に出会えてよかったなと思います。

by こぶま
- 3
3.0

2018/01/30 18:33

愛情の尊さ

親から無条件にもらう愛情の尊さを感じました。一見関わりたくない子供ですが、少しずつ心の扉を開く主人公。
私は果たしてこうなれるだろうか？この世にどれだけの人が、他人の子供にここまで関われるだろうか？（私も子育て中の共働き世帯です）その部分をもう少し詳しく描いて欲しいと思いました。※最後まで読めば、理解できるのだろうか？
そして大きなマイナスポイントを。この短さで50ptは高い！次回予告はいらないから、そのぶん本編を見せて欲しい！よって、続きは読まないと思います。。

by ケサランぱサラン
- 3
4.0

2018/01/25 22:25

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12歳の妊娠を読んでの感想です。
私にも、まだ幼いですが2人の娘がいるので、娘に置き換えて読んでしまいました。でも素敵な方に出会えて良かったと思います。
どんな人に育てられるか、どんな大人に出会うかで、子供の人生はだいぶ左右されると思います。娘たちも、素敵な人達と縁があればいいな。子供が生まれてから、こういう話は親目線で読んでしまいます

by ぴっこりん
- 5
4.0

2018/02/05 14:27

悲しいな

もしこんな理由で街をさまよっている娘がいるとしたら悲しいな、親から大事に育てられたという記憶がないとやはり自分を大切ににする方法がわからないのかなと思いながらよみました。無視しているのは暴力と同じ、そしてその娘を放置し放しのまだ登場していない父親は一体どんな人物なのか。きっと絵に描いたような冷徹なタイプかと思いきや実際はどこにでもいそうな人あたりのよいような人物像だったら‥。と先の展開が気になります。

by 奇数月が好き
- 1