【ネタバレあり】阿部定事件～ふたりの女～のレビューと感想

なかなか

定の友達が語るストーリー展開が客観的に読めてとてもいいと思った。イラストも上手くて昔の時代設定にしては綺麗で見やすいし。

2人の女

幼馴染の女性、定はお互い、羨ましく、やっかみもあったと思います。どちらの生き方も、こう生きざるを得なかったというのが切ないです。

時間だけでなく

時間のことだけでなく、誰かの視点でかかれていて、それがより、リアリティがあった。ただ、時間のことは調書のようでもあり！もう少し深みがあってもよかった

愛に生きた女

噂の事件だけに興味津々で、よみました。
定は綺麗で早熟だったけれど、淫らではない、と思いました。心から愛せる人を求めていて、愛する人に一途になる。愛に生きた女だと思いました。

実際にあった事件でネットで詳細を読んだことがあったけど、同級生の女性の視点も描かれていてとても新鮮でした。

どれも胸の痛い作品です。
リアルに描かれており
実際の話なので
刺さります。

阿部定事件など
聞いたことはありましたが。

阿部定事件は何かテレビの事件録スペシャルで見ました。
今でもその事件を知ると衝撃的な事件なので当時はかなりセンセーショナルだったと思います。
この漫画は違った視点からみた阿部定事件で面白いと思いました。この主人公の気持ち少しわかるような気がします、あの子よりは自分はまだマシ、って自分より不幸な人がいるとおもうと救われる人間っていると思います。
たしかに定のように自分の思うように素直に生きられたらと羨ましく思う、、のかなぁ？

怖い

阿部定事件はとても有名ですが、いったいどんな女性なのかと気になってました。うーん、小さい頃からちょっと変わっていたのかなあ。

面白い

誰もが1度は聞いた事のあるであろう「阿部定事件」初めてちゃんと内容を知れて勉強になりました。いつの時代も切ない男女の物語があるんですね。

幸せって何だろう

阿部定を題材の漫画他にも読んだ事はありますが、安武わたる先生の作品は、視点がちょっと違って見えます。
堕ちるところまで堕ちて、犯罪者になるヒロインなのに、もう一人の平凡な同級生の女性より、ずっと輝いて、自分の人生を生きてるようにみえる。ただ愛し愛される人に出会う、その為だけに生きた人生。
平凡な同級生の女が言ったように、死んでも離れたくない男性に出会えた定が、女性としてなんだか羨ましいような。