5.0
タイトル通りの願望を持つ教師は
オートアサシノフィリアという病気?性癖?を持つ高校教師、東山。
彼は、女子高生にあることをして欲しいと願っている。
そして周到な計画を立てる。
計画どおりに成し遂げてもらうことができるのか。
全篇を読むと、計画がかなりの長期的なものであることがわかります。
そして、それは自分の幸せだけを追求する身勝手なものであることも。
最後に、彼の執念の恐ろしさを垣間見ることになるのですが。
古屋先生の描く少女は美しく、時にその表情は冷酷なほど。
今回の主人公の真帆は、性格も柔らかく優しい少女なのですが、それだけではないところ、そして、不穏な終わり方をするところが古屋兎丸の真骨頂だとわたしは思ってます。
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