5.0
男女の垣根が無くなると…
読み始めると、初めは完全にコメディ。無茶苦茶強いのにふざけた外観とやたら幼稚な願望しかない魔王がすでにギャグです。そんな魔王のツノが、主人公の家の主人を救う治療薬の材料に必要なため、戦いを挑んでゆく訳ですが…。
コメディタッチの内容の中に時節見え隠れする主人公アルセニオの置かれた苛酷な環境と過去、その秘密を知りたいと読み進めてゆく内に主要人物6人、女子1人男子5人のハズが男子5人中2人が魔法によって女子の姿をしている異常な環境になってました。
そして異様な可愛さを誇る元男子の兄弟(姉妹?)と恋に落ちてゆく男達。更に主人公は魔法の力で男と女を行ったり来たりして…。
気がつくと「人を愛するのに性別は必要なのか?」という、なかなかに重いテーマが根底に見えてきます。
更に読み進めると、差別問題とか色々なテーマが見えてきそうな予感が…。
今のところ110話あたりまで読み進めた所ですが、これからまだまだ楽しめそうです。
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