崖際のワルツ 椎名うみ作品集

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あらすじ

選考委員・萩尾望都氏が感嘆した、アフタヌーン新人賞「四季賞」受賞作。『ボインちゃん』教師と生徒。その埋めがたい溝をめぐる絶望と激高。『セーラー服を燃やして』華と律――ふたつの異なる才能が、舞台上で激突する。高校演劇青春活劇!!『崖際のワルツ』

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ユーザーレビュー

  1. 評価:4.000 4.0

    絶妙な「ずれ」

    「青野くん」から飛んできた。

    荒削りではあるけれど、この作者の才能は、はっきり表れていると思う。
    それは、ひとつには、「ずれた」人間を描く巧みさ、ではなかろうか。
    「ぶっ飛んだ」漫画のキャラクター、ではない。
    その「ずれ」は、もっと些細で、微妙なものだ。

    誰かの人格について、あるいは誰かと誰かの関係性について、「何かおかしい」と思うけれど、そのおかしさを、上手く指摘できない、というような、ずれ。
    それを繊細に描くことは、「イカれた」キャラクターを創作するよりも、ずっとさじ加減が難しい気がする。
    そういう、才能なのではないか、と。

    その「ずれ」は、絶妙すぎて、リアルすぎて、はっとするし、ちょっと怖い。
    しかし、そのような「ずれ」は、ある意味では、私たちの誰もが持ち得るものでもあるのだ、と思う。

    素晴らしいのは、そういう「ずれた」人々に対して、作者が漫画の「ネタ」として扱うのではなく、確かな愛情をもって表現しようとしていることだ。
    みんな、どこか、変。
    でも、見方によっては、私たちは皆、そうだ。
    だから、作者の「ずれた」人々への愛情というのは、ほとんど、人間を描くことに対する愛情と、等しいのではないか。
    そうでなければ、こんな漫画は描けないと思う。

    by roka
    • 19
  2. 評価:5.000 5.0

    思春期の子どもの葛藤をリアルに描いている

    ネタバレ レビューを表示する

    個人的に子どもの思春期の葛藤にとても共感を覚えました。
    自分が子どもの頃からこじらせた、親への愛情欲求と重なる面がたくさんあり、とても子どもの内面をうまく描いていると思います。
    学校へ行かずに親に『どうして話を聞いてくれないの?』と言い、親が『聞いてるわよ!』と答えるこのズレ。子どもはただ『そうなんだ』とか、『うん』って言ってほしいだけ。つまり自分の考えをただ認めてほしいだけなんだよね。
    その辺の子どもの愛情欲求と、親のズレがとても繊細に、リアルに描かれていたので星5つです。

    by 匿名希望
    • 4
  3. 評価:5.000 5.0

    青野くんから来ましたが

    他の方も書いているように「青野くん」から来ました
    あちらの感想と同じ感想をこの作品にも抱きました
    人間の気持ち悪さを凝縮していて、同時に人間の美しさも凝縮しているような…
    ハッピーエンドともバッドエンドとも言える奇妙な作品でした

    by 匿名希望
    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    私も青野君から来た組です

    この作者さんは本当に「狂気」を描くのがうまい。可愛らしい絵柄なのに時々ものすごく不気味で、何が起こるかわからない怖さがある。胸がザワザワして落ち着かなくなる。でもそれが魅力。いろんな気持ちにさせてくれてありがとう。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    凄いです。

    青野君から飛んできました。青野君でもそうでしたが、作者さんは人間観察の独特な才能がおありだと思います。普段人が見て見ぬ振りをする、もしくは言葉で表せない様な人間のおかしさ?みたいなのを絶妙に描かれています。

    • 1

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