【ネタバレあり】「子供を殺してください」という親たちのレビューと感想（68ページ目）

現代的な問題

現代的な問題で精神疾患を患う人達が、本当に多く、身近に感じています。その中で漫画の内容のように多くのソーシャルワーカーが頑張ってくれているという関心も改めて感じとりました。

行政がらみの医療関係者です。時折描写される行政の限界、支援の限界を感じながら読みました。親があっての子ども、ということをいい意味でも悪い意味でも感じる作品です。

ささる話

自分にも統合失調症の家族が居るので、分かるわかる、と思いながら読みました。
統合失調症を患っているのは姉で、男性ほど力がないので暴力はありません。この話を読んで、もし姉が男だったらとゾッとしました。

出口が難しいと思いました。

こういった病気はなかなか難しく家族は生きた心地がしないと思いました。話しがリアリティがあり解決しないのだけど、なにか希望を見いだせないものかと思いました。

怖い世界

健康を損ねているとこんな風になるのかと…家族の誰かが精神を病むと荒れ果ててしまうのかと…読んでて悲しくなる。でもきっといい問題提起になっている漫画ですね。

興味深いです。

医療従事者なので精神疾患の患者さんと接することもありますが、通院できてる人は軽度なんだなと改めてわかりました。
自覚なんてない人のほうが多いかもしれないですね。

リアル

現代で実際に起きている問題を生々しく描いている漫画です。
途中で挟まれる押川さんのコラムも大変勉強になります。

なるほど

タイトルはどういう意味かと思ったら、読んでなるほどでした。
依存症や引きこもりなどの子供と親とのお話でした

私自身も精神疾患です。

この漫画は、考えさせられました。結婚し、子供を産んでから精神疾患を発病したのですが、遺伝的な要素が高いと医師の方に言われました。自分の子供にはなってほしくないですが、押川さんみたいな方がいらっしゃればちょっとでも心強いです。

重いが誰かしらが描くべき作品

無理分だけ毎日読み進めてきました。日本の闇部分が描かれていて、キャラクターがそうに至った理由もわかり、2話完結なので読みやすい。気持ちがズーンと重くなる前に完結というリズムも上手。
人間が人間を育てることの難しさと尊さをしっかり描いてくれていて、誰もが嫌がるゾーンをこの作者さんは身体を張って世に出してくれてるなぁと感心しました。