4.0
考えさせられる
精神疾患なのか性格なのか、家庭環境なのか…問題のある子どもに親が対処できなくなったときに、手をさしのべる団体と、子と家族の話です。
めっちゃおもしろい!とか、すごい!とかというよりも、ただ淡々と色々なケースの話なのですが、逆にその淡々さが、リアル。
自分が親になったとき、自分の子どもが愛せない行動をとる子だったら?読んでて震えます。
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精神疾患なのか性格なのか、家庭環境なのか…問題のある子どもに親が対処できなくなったときに、手をさしのべる団体と、子と家族の話です。
めっちゃおもしろい!とか、すごい!とかというよりも、ただ淡々と色々なケースの話なのですが、逆にその淡々さが、リアル。
自分が親になったとき、自分の子どもが愛せない行動をとる子だったら?読んでて震えます。
猫が痛めつけられるシーンがとてもリアルで怖かったです。
精神を患ってる方は現代にすごく沢山いますが、こういう方達が増えているのは現代人が弱すぎるのか、現代が厳しすぎるのかと色々と考えさせられる作品でした。
本当に大変なお仕事だと思います。
精神疾患を抱えている人を受診させるって
ものすごく大変なことだと思います。
そして、その家族も問題がある場合が多いだろうし
本当に話を進めるのが大変そう。
家族ではなく他人だからこそ聞く耳を持ってもらえるのかな。
一人でも暗闇から抜け出せますように。
そして、犯罪者になるような悲しい事態が一つでも減りますように。
このノンフイクションを読んで、親が子供を殺した事件を思い出した。子供が事件を起こすかもしれないと追い詰められた親が、子供を殺したのだ。その時はもう家族では無理だから、他人を入れたらいいのにと思った。でも、保健所も警察も病院も移送屋も一時的なもの。子供に立ち向かう本気度が試される真剣勝負の闇の世界なのだ。ここには、切なく、はっとさせられる、ためになる意見があった。
悲しいお話し、痛快な解決話、色んなパターンの家庭問題が家族の数だけあって考えさせられます。無職の引きこもりになるにはそれなりの理由がある、家族だけではどうしようもないこともあると考えさせられます。
でも読んでいて気持ちが重くなるだけではなく、こういう主人公が実在するだけで、この世も捨てたもんじゃない。救われるような気持ちになることができるお話しです。
私は1人の子供の親として、このタイトルが気になり読んでみました。親も1人の人間として生きている限り、感情と言うものがあります。また子供も自分の体から生まれた生命ですが、自分とはまた違う個性や人格を持って生まれています。だからこそ軋轢が生まれ、親の人格を傷つけたり、親を追い詰めたり、様々な問題が起こります。どの家庭でも起こりうることだと思います。
第4話まで読んで。
やけに客観的に描いているなぁ、と。
こういう人がいて、こういう流れでこうなったんだよねー。ってさらりと拾ってみた感じ。
なぜ慎二は押川の一言と目を見て少し対峙しただけで、無抵抗で入院に応じたのか。
退院後の対人トラブルや逮捕までの経緯とか。
精神疾患を患って一筋縄ではいかないハズの人の話なのに描き方が表面的すぎやしないかしら?
あんまりこういう言い方はよくないと思うけど、「普通」に生きてたら成人したらあとは本人の資質で親の責任なんてない
だけど、その資質の土台にはやっぱり親とか環境って大きく影響する
このお話は怖いけど現実にあったことなんだろうし、実際ここまでじゃなくても似たような親はゴロゴロいる
自分の周りにもまた、自分にもいつ降り掛かってくるかわからない問題だと思った
ショッキングなタイトルはずっと気になっていましたが、読んでみて本当によかったです!
実話が元になっているとのこと。ひとくせもふたくせもある患者さんへ押川さんが愛を持って接する様子は本当に尊敬します。
精神病患者やその家族には偏見や差別が向けられていますが、知らないということが負の感情を助長していると思います。
是非皆さんに知って欲しい内容でした!
みんな色々と悩みを抱えて生きていて、家族ならみんな仲良しが当たり前なんて本当に幻想だなと感じました。
みんな仲良しこよしの家庭もあるけれど、そういう家に結婚して入るのは他人からすれば苦痛な事もあります。
自分の家では当たり前の事でも、世間的にはズレていておかしいのに宗教のように同じ価値観の仲良し家庭もありますし…
みんな性格も育った環境も違うから人間関係って本当に難しいですよね。