4.0
人によってそれぞれ
同じ事象でも、受け止める人によってその受け止め方は様々ですね。色々な立場の人のその関わり方や感じ方が垣間見えた、ほのぼのとした作品でした。
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同じ事象でも、受け止める人によってその受け止め方は様々ですね。色々な立場の人のその関わり方や感じ方が垣間見えた、ほのぼのとした作品でした。
オムニバスだからか、作風なのか掴み所のないかんじでした。
最初の学生の話を起点に多生の接点を持つ人が主役になります。
最初の話のカップルがどうなったか気になっていたので、後の話で2人が並んで歩いていたのは良かった。
性別、年齢違う登場人物それぞれの物語が交わりそうで交わらないで交差してく展開がすごく良いです。
後は個人的に描かれてる男性のルックスが好きなので、キュンとします。
さすがくらもちふさこ先生。独特でアンニュイな世界を楽しませてくれます。短編集ですが、街とか登場人物とかがつながっていくので、読んでいる自分もその中にいるかのような気分になって、ふわふわした夢を見ているみたいです。
かなり前から先生のファンです。初期作品ですが「いつもポケットにショパン」あたりの頃は貪るようにいろんな作品を繰り返し読んでました。「天然コケッコー」の頃からちょっとずつ印象が変わってきてましたが、この作品の緻密なことといったら感激です。1話ごと関わりを持った人がいて、駅周辺5分圏内で生活している人それぞれが主役になっている。これって、話を作りながら進むのではなく最初に全体像があってその中で個々の生活をピックアップしてて面白い。まだ最後まで読んでないのですが、どうまとまっていくのかが楽しみです。
流石!くらもち先生ですね。
ひとつの街を舞台に、それぞれの短編の主人公が皆、魅力的に描かれています。
くらもち先生らしい、主人公の心の呟きが、日常の暮らしを独特の世界観に魅せてくれます。
そして、主人公それぞれが少しずつ繋がっていて、楽しめました。
くらもち先生の絵、昔とずいぶん変わりましたね。驚きです。
もうあの頃の絵は見れないのかな。
だけど他の方のレビューで話がすごく面白いと書かれているので期待して読んでみようかな。
いつものことですが素晴らしい。伏線回収が完璧。一話完結の短編連作集。どこかしこに別の話で出てきた登場人物がさり気なく描かれていたりして、この作家の頭の中はどうなっているんだろう、シナリオ書くとき前後左右縦横無尽に相関図や時系列の図式が脳内に広げられているのか、と不思議になります。この神がかり的な手法で物語が描ける漫画家は、この世界に何千人と漫画家はいるけど、くらもち先生くらい。
手塚治虫大先生の火の鳥のタイムスリップバリの時系列も凄いけど、あれは長いスパンで描かれたもの。駅から5分は短いスパンですものね。くらもち先生を超える時系列モノってポーの一族くらいかな。
1話が別の1話に繋がっているのでこれから読む方は、途中で止めずぜひ全巻読んで頂きたいです。いやぁ、何回も言うけど、天才だわ
『くらもちふさこ』を検索して、ヒット!
本音を言えば、もう少し初期の頃の絵が好きです。男の子の手の骨格とか、とても好きでした。
てわよ、相変わらず、ストーリーの作り方はとっても上手くて、色々か伏せんが引かれてて「あ!」となるのがわくわくしました。
ストーリーの軸がしっかりあって、織りなす人間模様や心情が本当に素敵です。