みんなのレビューと感想「からゆき哀歌～異国に●られた日本の女たち～」（ネタバレ非表示）（40ページ目）

異人さん

鎖国前後の時代から昭和まで、異国とまで呼ばれる見知らぬ国で言葉が通じない異人さんに身を任せるって言うのは、どんな身売りよりも辛くて切ない

同じ作家さんの

似たような設定の話が、すごくよかったので、これから楽しみです。
女も男も、描き方うまいなと。
気持ちを込めて読める。

からゆき哀歌〜異国に売られた日本の女たち

案武わたるさんの昔の、貧しい少女たちが、売られて酷い目に遭いながらも、たくましく生きていかなければならなかった話は、仕事で疲れている時でも、私は恵まれていると、奮い立たせてくれて、とても大好きです。

からゆきさん

他の作品で「からゆき」の出てくるお話を読んでいたので、こちらも気になって購入。いつの時代も女性ってこういう扱いされがちなのが悲しい。

戦時中。
こんな仕事もあったよ。こんな扱いを受けていたよ。
それが分かる漫画なので、もっと宣伝をして読み機会を作ってください。

海外の人ばかりが注目されますが、日本人も同じことをされてたことも知ることは大事だと思います

女としてつよく

普通の女性達が強く生きていく様がすごくよかったです。絵柄も素敵です♪言葉選びが小気味よいかんじで読んでいて面白かったです

読みやすい

いくつかの短編がまとまってます。少し歴史（教育）漫画っぽいのがいいですね。古今東西で同じような歴史があると思うと複雑な気持ちになります。

身に沁みる

悲しい。ただただ悲しい。やりきれない。

日露戦争か終わった明治末期に、
こんなにつらい思いをしている可憐な少女たち。
貧困というものはどうしようもなく、
いつの時代も社会的弱者を飲み込んで
奈落の底に突き落としてしまう。

南国か…からゆきさん(唐行きさん)、
そう呼ばれた女性たちがいたことを
この本を読んで初めて知ることができた。

とても勉強になる。
でもつらい。

時代が時代ならと考えると、胸が苦しくなりました。からゆきさんのことはタブーではなく、しっかりと目を伏せずに生きたいと思います。

この作品で、「からゆきさん」という言葉を初めて知りました。女性の存在が時代の中で、こうも今と違うのかと思いました。しかし、いつの時代も女性はしたたかで強い。したたかという言葉をよく思われない人もいると思いますが、子どもを産み育てる女性には、必ず必要なこと。それが、どんな境遇でも通じるのだと思う。