みんなのレビューと感想「からゆき哀歌～異国に●られた日本の女たち～」（ネタバレ非表示）（17ページ目）

女性という生き物は置かれた状況になんでこんなにも順応できるのだろうかと、この作家さんの作品を読んで毎回感じます。

安倍わたるさんって最初は男性だと思っていたけど、女性の方なのでしょうか？あの時代に壮絶な生き方をしてきた様々な女の人を描くのが本当に上手い。

作者繋がりで読み始めました。吉原とはまた違う、からゆきさんの悲しい現実。史実に基づく短編オムニバスです。短編なのでさくっと読めますが、読んでて楽しい内容ではないですね、どの話も悲しすぎます…。

からゆきさん

小説で読んだことがあったけど、コミックで見るとより細かいところまで視覚的に入ってきてわかりやすいです。主人公たちの先が楽しみです。

女性の歴史が見えます

悲しくもあり、逞しくもある女性の歴史が見えます。切なくもなりますが、戦後までの女性と重なり、儚く悲しいです。

明治末期、東南アジアへ密航してまで
生き延びる女性たち。
心苦しい場面もあるが、力強く生き延びる
みき。
続きが気になります。

私は

私は、このような歴史的描写や背景のある作品が好きです。
今までにも、幾度か読んでいます。
悲しい過去があり、今もなおそのような問題ト戦っている女性がいると思うと、痛たまれないです。

日本は

昔、家の為、家族の為に売られて身を削っていた女性が沢山いた事を改めて感じ、考えさせられる作品、切ない

からゆきさん

という言葉を初めて聞きました。今じゃ考えられない職種というか商売というか‥こんな時代から外国相手に私ならむり！

感謝

いつもこういう話読んで思うのが、昔はほんとにこんなことが起こっていたのかと驚く。戦争なんかもそうだけど、こういう昔からのたくさんの人々の犠牲の積み重なりがあって今の生活があるんだとこの歳になってようやく分かった。こうやって作者さんたちが漫画にして伝えてくれることで、このような出来事を知ることができて有難いです。