5.0
面白い。
若い頃、リアルで読んでましたが、途中までだったので。暗い話ですね。今では考えられない昭和の話。2度と戻りたくない。
-
0
若い頃、リアルで読んでましたが、途中までだったので。暗い話ですね。今では考えられない昭和の話。2度と戻りたくない。
さつ 人きが生まれるまでの話という物に興味を惹かれ読んでみました。時代背景が違いすぎて最初の方こそ馴染めなかったけど、読み進めていくうちにイチゴの気持ちが辛さが痛いほどに伝わってきた。悲しい物語だ。
六田先生は、FやTWIN、ダッシュ勝平などを読んで好きになりました。ギャグ漫画からシリアス物まで、長い間活躍されている素晴らしい先生だと思います。
すごく面白い、いや面白いというと語弊があるかもですが、とにかく先が気になります。いちごがどうなるのか、興味深くてなりません。
かなり前に読み始めて、その先の更新を待っているのですが、なかなか更新がされません…
単行本でも出ているのかもしれませんが、できればめちゃコミで続きを読んでいきたいので更新を待っています。
うーん。
文字が多すぎる!
ちょっと読みにくいかな。
内容も私が思っていたのと大分違うし!
もあたあ読まないかな。
自分にとっては理不尽な扱いをされ、見返したい。
静かに闘志を燃やして自分の居場所を、両親の愛情を取り戻す。
強い人のストーリー
戦後の経済成長期の汗と金とジェンダー感たっぷりの時代の圧を感じられます。そんな時代をいきぬく、弱々しい男の子の話かと思い読み始めたら、、、まさかの展開に、鳥肌ものでした。
レビューを見て読み始めました。やっと授かった子ども(いちご)が病にかかり、肺を半分取り、その胸の傷のせいで親と離れ離れに暮らす。小さいながらに色々背負って来たんだなーと思いました。全部読んでないのでこれから続きを読みたいと思います!
20年くらい前に連載を飛び飛びで読みつつその世界観に圧倒された記憶があり他社サービスで無料で読めるためにそちらで読み切りましたがこれはすごいです!新井英樹も嫉妬しそうな。絵柄はもしかしたら本人もジレンマがあったかもしれませんね。
もう何回読み直したか。
血の轍のレビューにも書きましたが、血の轍よりもこちらのほうを強くお勧めしたいほどです。
(殺ジンという言葉がNGワードなようなのでご了承ください)連続サツ人犯の一期の異様さがどこから来たのか。物語は一期が生まれた時から晩年まで丁寧に書かれています。サツ人犯の一生の物語です。
それは1度読んだだけでは分かりません。
裕福な家の長男として生まれたものの幼い頃の病気のせいで跡取りとして脱落、体良く家を追い出され、手術で残った胸の傷、歪んだ両親の愛情、弟の存在、幼年期、胸の傷のことを恐れなかった唯一の存在の文也の嘘。全てが絡みつつ、ゆっくりと死んでゆく一期の心。
最初から一期に哀れみに近い気持ちを抱いていましたが、やっぱり最後の最後までその気持ちは消えませんでした。サツ人犯である一期が哀れで愛おしい。その一言に尽きます。
そして何度も読むうちに、勉強ができスポーツも万能で大企業の跡取りとして何不自由なく育った弟の利行の苦しみも分かってきます。結局両親の関心は一期にあることに気付きます。
胸の傷・・・触ると兄ちゃんは少し怒った。長い髪・・・カッコよかった。兄ちゃんが羨ましい、羨ましい、羨ましい・・・とのたうち回る利行もまた、哀れで愛おしい存在です。
私が違和感を感じたのは父ではなく母親。どこかモヤモヤしたものがありました。
そのモヤモヤを、最後の最後で吹き飛ばしてくれた、一期の子を産んだ一期の唯一の理解者である美里。
『どうして一期を抱きしめてあげなかったんですか?』
その言葉を聞いてハッとする一期の母親。最終巻のとても小さなコマです。たった一言、たったの1コマなんです。
作中では一期の母親が完全なる聖母として描かれていることにモヤモヤしていたんだと私もこの美里の一言で気付きました。
そうだ!!よくぞ言った!!!よくぞ言ったぞ美里!!!!と思いました。
そう、聖母は一期の母親ではなく、美里なんです。
そんな母親を見捨てずその先も一緒に居たという記述を見て、やはりこの作品の聖母は美里だと感じました。
登場人物がみんな哀れで、残酷で、美しく愛おしい。
胸が苦しくなる作品ですが、私は自信を持って言えます。不朽の名作だと。
どうしてこの作品が有名でないのか不思議で仕方ありません。