【ネタバレあり】青のフラッグのレビューと感想

色々詰まった、読み応えある作品。

最初は甘酸っぱい青春ものに、男女間の友情や、同性間の恋愛といった要素も含まれた、ちょっと複雑な青春ストーリーなのかな、と読んでいました。
絵柄や描き方も可愛いところもあって。
が、ストーリーが進んでいくうちに、
何やら深いところをついてくる会話や、逆に会話無しで描かれるシーンなど、
考えさせられることの多い、作品でした。
そして結論を出せた、と思ったあとからのラストの展開までの衝撃…。
数年後の太一と二葉の関係は、ある意味リアルな感じもして、（学生時代の関係が色々変化していく…）読みましたが、
太一とトーマの関係は、あまり詳しくは描かれていないし、太一がその数年間でどう変化したのかも、読者に想像させるところも大きくて…。
人それぞれがどう受け取ったか、誰かと話してみたくなる内容でした。

読み始めは普通の恋愛物語かと思っていたら。。複雑な人間の心情が良く描かれている。同性から告白されて、自分だったらどう対処するだろう

複雑な・・・

まさかの展開でちょっと戸惑ってしまった
そう思って読んでなかったので
少し複雑な気持ちになりました
なんて言ってよいのかわからない感情

いろんなことを含んでいる漫画というのは皆さんのレビューで知りましたが、そこに辿り着く前に空勢さんがちょっと無理でした。太一くんに頼りすぎでしょ…と思ってしまった。

三角関係モノなんだけど、この一つの関係が同性だっただけで、こんなに切ない話になるんですね。読んでて途中涙が出ました。好きなことを好きと言えない。そんな苦しいことはないと思います。良作です。

まさに今旬な話題だと思った。恋愛対象の普通とか、枠に収めて考える思考をやめないといけないな、と改めて思った。

この漫画は刺さったぁ！中盤の葛藤やら最後の主人公の選んだ結果とか…もぉ、切な過ぎて素敵なお話と共に涙と最後は笑顔になりましたね。

青春してるなぁ

学園ものです。
感情移入して読む人もたくさんいると思う。セリフがいい。
短く終わってしまいましたが、名作だと思う。

これは最近読んだ漫画の中でも随一面白くてハマってます。この漫画はジェンダーの漫画ではなく、個人尊重、価値観のことを書いた漫画だと思います。
作者のコマ割り、登場人物の表情等、表現が秀逸です!
ぜひ読んでもらいたいです!

ただのアオハルではない

ありがち展開が苦手なので、一気に惹き込まれました。ウジウジして、うっとうしぃ主人公だけど、ストーリーだけでなく無邪気な表現が可愛いところや、絵のタッチがグッと良くなる瞬間とか、可愛らしい絵とか、そういうものも自分は良かったと思います。まさかの展開だけど私はこれを求めてた！！という感じでした。