5.0
色々詰まった、読み応えある作品。
最初は甘酸っぱい青春ものに、男女間の友情や、同性間の恋愛といった要素も含まれた、ちょっと複雑な青春ストーリーなのかな、と読んでいました。
絵柄や描き方も可愛いところもあって。
が、ストーリーが進んでいくうちに、
何やら深いところをついてくる会話や、逆に会話無しで描かれるシーンなど、
考えさせられることの多い、作品でした。
そして結論を出せた、と思ったあとからのラストの展開までの衝撃…。
数年後の太一と二葉の関係は、ある意味リアルな感じもして、(学生時代の関係が色々変化していく…)読みましたが、
太一とトーマの関係は、あまり詳しくは描かれていないし、太一がその数年間でどう変化したのかも、読者に想像させるところも大きくて…。
人それぞれがどう受け取ったか、誰かと話してみたくなる内容でした。
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