4.0
がんばってほしい。
吉原ものの話は結構好きでよく読んでしまいます。
昔の時代の女性はほんとうに苦労しただろうなぁと思いました。
女の人は男の人の言いなりで精のはけ口にされている感はとても辛く感じてしまいます。
最初は抜け殻のようにただただ毎日男に買われて過ごしていたけど、ふとお父様の真実を耳にしてどんどん昇格していく様はたのしめました!
最後はどのようにして敵を打つのか続きがきになりました。
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吉原ものの話は結構好きでよく読んでしまいます。
昔の時代の女性はほんとうに苦労しただろうなぁと思いました。
女の人は男の人の言いなりで精のはけ口にされている感はとても辛く感じてしまいます。
最初は抜け殻のようにただただ毎日男に買われて過ごしていたけど、ふとお父様の真実を耳にしてどんどん昇格していく様はたのしめました!
最後はどのようにして敵を打つのか続きがきになりました。
同じ作者の長編漫画『声なきものの唄』に心惹かれてずっと読んでいるのですが、こちらは短編で完結していくという違いはあっても、やはり読みごたえがあります。もともと私は女性が虐げられてきた歴史は腹立たし過ぎて直視もしたくなかったのに、安武わたるが登場人物一人一人を事情を抱え、血の通った人間として丁寧に描いているからそれで入れ込んでしまうだろうなと思います。
自分の生活がコロナでギリギリだったときは安武さんの漫画に心が反応しませんでした。それを思うと今は状況がマシになったのかな。
この作者の作品は何作か読んでいますが、考えさせられます。
イラストは多少古いし雑にも思えますが、それを凌ぐストーリーの良さでいつも読んでしまいます。
今回は短編でしたが、どれも凛とした筋を持った女性が描かれていて、特にラストのストーリーは感動しました。
人は見かけだけじゃない、中身の美しさが大事だなと思わされました。
また、こういう女性がいたということを、史実として若い世代の人にもっと知ってもらいたいと思います。そういう意味でも色街に生きる女性をテーマにした作品をこれからも描いてほしいと思っています。
「吉原の赤い花」だけ読みました。
よくある話の展開ですが、
買って良かったです。
ハッピーエンドでもなく、
バットエンドでもなく。
こういう話は、
サクセスストーリーで終わると、
シラケると思うし、
救われない話だと、
読後感が悪くなると思うので、
この内容がちょうど良いです。
加恵の最後の台詞も、
ありきたりでしたが、
心に残りました。
1話目の先が気になって課金して読みました。仇討ちがあっけなく終わってしまったのが物足りなかったです。この時代、女郎から脱するには身請けしか方法がなかったのでしょうか。名誉回復とならず哀しい結末です。
収録されている4作品全て購入しました。
胸が締め付けられるストーリーでした。
仕方ないけど女にはそれしか稼ぐ方法がなかった。
現代に生まれた私はきっと割りきれないと思います。
こんなことがあったということを忘れてはいけない。
美化してはいけないと思いました。
この作者さんの本はどれもオススメです!
声なきものの唄からの流れで『吉原の赤い花』を読みました。
下層の女郎屋に売られた女の子の物語でした。
借金のかたに売られてしまった女性が独り立ちしていく姿がりりしく悲しく美しかったです。
悲惨な物語なのですが、なぜかこのお話には勇気を貰えます。
お時間あればぜひ!読んでみてほしい作品です。
貧しい家の娘はどこの村や町でも身体を売ることをしてたのでしょうね。家族の為とは言え、悲しい。いやだ!と声をあげることもできなかったんだろうね。今を生きる我々も昔を知ることは大事だと思う、コロナ禍で生活の為に身体を張っている人が増えた。とニュースでみました。人はいつの時代もかわらないのかな。
父親が陰謀により失脚、切腹させられてどれほど悔しかっただろう。お家断絶、時代柄、吉原に売られ、無理矢理に経験させられた相手が己の罪を父親に擦り付けた因縁の相手と知り、仇討ちを誓い、女郎の中で昇りつめようとする。そのへんの割切りとプライドはやはり武家の女。小気味良い展開で先が楽しみです。
吉原では実際にこんな事もあったんやろうなーと思わせるようなお話でした。
女が何の後ろ楯もなく生き抜く、のしあがる為には、自分の身体ひとつでやるしかないとは、時代が時代だけにやむ無しとは言え、同じ女として切ないの一言。本懐を遂げた主人公がこれから幸せになればええなと密かに願います。