5.0
河口さん親子の話がおすすめです。
加藤さんの考え方はわたしも同感。
このご時世、家事育児介護持病等働く人それぞれに事情がある。勤務時間外や休みの日に仕事に取り組むのは、例えばこの児相職員なら問題を抱えた親子、教員なら生徒親、にとっては熱があってしっかりと自分達に向き合ってもらえてると感謝を持たれるだろう。
ただし、前述したとおり、みんながみんなそのやり方をできるわけではない。誰かがやると、求められる一方。口コミなんかでもうわさは広がり「うちの担当の人はそんなに熱心じゃない」「あっちではこんだけやってくれてるのになでこっちは」なんてクレームにもつながりかねない。
問題になってる部活動顧問も、ほぼ無料で土休日削り指導に尽力しているが、それも時代にそぐわないと地域移行が進んでいる。
日本人固有の義理と人情が招いてるものだとは思うが、令和の時代の働き方にはそぐわない。
ただ熱をもった人間が少なくなると
今度は本当に助けを求める人の声が届きにくくなってしまう。
悪循環。
日本の今の貧しい時代がどう変わっていくか。どう変わっていかなければならないか、
考えさせられる作品です。
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