みんなのレビューと感想「[小説]軍神の涙」（ネタバレ非表示）

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悲願のアシュリー奪還。
アシュリーの境遇があまりに不憫で、ジェイドの存在にいろんな意味で救われます。
第4章の中盤以降のクライマックスが個人的にとても好きです。グッときます。タイトルの意味もわかります。
何度も読み返しても、ほくそ笑めます。

母国への帰路や帰国後のシーンがあるとなおよかったかと。

なぜタイトルが軍神の涙なのか、はっきりいってわからない。
この話で一番辛い思いをしているのは紛れもなく主人公の母。

切ない

ヒロインやヒロインの母親、異父弟の境遇があんまりで…それぞれの心情を考えると切なくなります。
だからこそ、ヒロインの心の支えになっていたヒーローの存在が際立ちます。

欲を言えば、帰国後のSSとか幸せなその後の話も読みたかったです。

構成がとてもしっかりした作品

ストーリーの筋道がとてもしっかりしています。登場人物の心理描写もしっかりしていて登場人物の気持ちを追うことができました。TLと言えばエッチ重視の作品が多いですが、これはさすがソーニャの作品。
構成がしっかりしています。
軍事力が上の国で孤独に生きるヒロインの心の支えであったヒーロー。彼は幼い日の二人の関係や家族の思い出を大事に成すべきことをなし、ヒロインを救い出しました。ヒーローの深い愛情とヒロインの母親の深い愛情に感動しました。
読んで貰いたい作品です。