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「痴情の接吻」ドラマ化でますます人気の出そうな作家さんの少々前の作品。
家同士で結婚が決められている設定をオフィスものに絡めており、ややストーリー展開が強引な感はありますが、この作家さんはこの頃が一番絵が安定していた気がします。女性も男性もビジュアルがきれいです。
あまり大きな山や谷もなく、主人公のキャラもあってか淡々と話が進んでいく印象なので、甘々展開はそれなりにあるものの、痴情の接吻から作者買いすると、ちょっと物足りなく感じてしまうかもです。
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レビュアーランキング 21047位 ?
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「痴情の接吻」ドラマ化でますます人気の出そうな作家さんの少々前の作品。
家同士で結婚が決められている設定をオフィスものに絡めており、ややストーリー展開が強引な感はありますが、この作家さんはこの頃が一番絵が安定していた気がします。女性も男性もビジュアルがきれいです。
あまり大きな山や谷もなく、主人公のキャラもあってか淡々と話が進んでいく印象なので、甘々展開はそれなりにあるものの、痴情の接吻から作者買いすると、ちょっと物足りなく感じてしまうかもです。
千葉兄弟がどっちもいい!現実的には兄だし幸せになれるのも兄だと思うけど、確かに学生時代に好きだった人がほぼそのままの姿で現れたら(弟だけど)これは悶える。フラっといく主人公の気持ち、すごくわかります。
惜しいのは、主人公にあまり感情移入できないところ。ダメな部分があるのはある意味リアルでいいけれど、そこにかわいさを感じられないというか...男性陣の魅力とストーリー展開自体は星4つでもいいのですが、マチがイマイチなのでその分減点。
でも、千葉兄弟とのきゅんは十分堪能できますよ!
彼の外堀の埋め方が一歩間違えばストーカーだし、突っ込みどころは多々あるのですが、個人的にはこういう優等生的な策略家は嫌いじゃないです。
ただ、「痴人の愛」を無理矢理モチーフにしている感じで、高校生の恋愛の鍵に使うならもっと他に適した作品があっただろうに、という気はします。おっさんが少女育てる話だしなあ...
彼の主人公への愛が重めですが、ストーリー自体はゆるやかに進むので、穏やかに読み進められます。タイトルに反してラブシーンも割とあっさりで、そこがむしろ好感持てました。
映画化されていたこともあり、人気作なのかな、と思って読み始めてみました。
ちょっとさすがにあれだけのエピソードでいきなり結婚しちゃうのは無理があるような...まあラブコメなんでリアリティは度外視ですかね。結婚なんてある意味勢いだし。
まっすぐで怖いもの知らずな主人公を、彼が守りながら愛を育んでいくところはすてきです。とはいえ彼の方もまだ若く大人になりきれていない部分もあり、今後色々と二人の間にもハードルが待ち受けているのでしょう。それをどう乗り越えていくのか、もう少し読み進めてみたいと思います。
絵もお話のテイストも独特で、好みが分かれそうな作品ではあります。
主人公もだいぶこじらせてるな、と思いますが、何より彼が一歩間違えば犯罪の域で彼女に迫るし、ずっと好きだった彼女とそっくりな人を奥さんにしていたり、ちょっと異常で危ういので、イケメンドクターという属性でも許容範囲ギリギリ。これを受容できるかどうかが、このお話にハマれるか否かを分けそう。
私はさほど抵抗は感じませんでしたが、続きはポイントに余裕があるときでいいかな...
戦後間もない時代に、料理の才能豊かな女性洋食シェフと、商売の才覚のある(らしい)男子学生がお見合い結婚。二人で主人公の実家の料亭を再建していくお話です。
ひと回り近い年齢差があるため、最初は互いに恋愛感情抜きで同士のような関係に見えますが、少しずつお互いの良さに気づき惹かれていくのかな。無料分だけだとまだそこまでには至りませんが、全体的に落ち着いたテイストのお話なので、ゆっくり、じっくりなのかもしれません。
主人公が作る料理が詳しく描かれていて、真似できそうなのもポイント。お料理好きにはたまらないと思います。
くっつきそうでくっつかないもどかしさと、辛い過去を抱えながら好きな人に好きと言えない彼の葛藤と、そういったところにぐっとくる作品なのかな。
人の気持ちなんて曖昧なもので、ぐらつくこともあればコロコロ変わったりもする。そんな心の動きが丁寧に描かれていると思います。
ただ、やっぱり彼のほうが、突き放しては自分から手を出し、また突き放し、を繰り返すので、どうにも好きになれませんでした。
一方、主人公はめげないし努力家だし素直で、とてもかわいらしいです。それだけに、どっちつかずの彼の態度にこちらがイラッとしてしまいました。
ストーリー自体は面白いですが、同じ作者さんならば「きっと愛してしまうんだ」の方が個人的にはおすすめです。
着物でおでかけしたくなる作品です。他の方のレビューを見ると、時折セオリー外の組み合わせもあるようですが、よほど詳しい方でない限り気にせず読めると思います。毎回楽しそうにヒロインがコーディネートを考えているので、カラーでそれが見られないことが本当に残念。こういう作品こそ、オールカラーになったらいいのに。
おしゃれをして自由に外出できない今だからこそ、かわいい着物を着て、おいしい食べ物屋さんや景色のきれいな場所にでかけるヒロインに気持ちだけでも乗っかっています。
ちょっともったいないのは、今のところ片思いの彼の良さがあまり伝わらず...無料分しか読んでいませんが、この後魅力が出てくるのかな?それに期待します。
奥手同士の恋なので、とにかく静かにゆっくりと進んでいきます。
そのもどかしい感じにぐっとくるか、焦れったさにイライラしてしまうかは分かれそうなところです。
実際の恋愛なんてそうそううまくはいかないし、モブにだってそれぞれドラマがあるんだから、堂々と主役になっていいんだよ!と私は応援したくなりました。
が、イマドキの大学生にしては、ちょっと臆病すぎかな。二人ともがんばれ!
これだけ読めば普通に面白いのですが、どうしてものだめと比べてしまいますね...主人公は才能に気づいていない純朴な子、彼は秀才型のエリート、という設定がほぼ同じなだけに、同じようなエピソードをなぞっている気がします。
唯一異なるショパンが憑依するという点をどう生かすかかな、と思うのですが、途中まで読んだ段階ではまだそこも少し中途半端な印象です。
音楽ものって、やっぱり読みながら頭の中にその曲の旋律が流れてくるような描写が欲しいのですが、そのへんが物足りないかもしれません。
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