5.0
ハンチョウ・ビギニング
懐かしの『カイジ』シリーズでは、これが文句なしにお薦め。
というのは、これを知らないで『ハンチョウ』にハマッてる人もいるだろうと。
あの美食家ハンチョウはもちろんのこと、変なロン毛の沼川も、限りなく大雑把な石和も、親しみやすいキャラどころか悪人も悪人、極悪人。
ハンチョウ前日譚、もうひとつのハンチョウとして大いに楽しめます。
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105位 ?
懐かしの『カイジ』シリーズでは、これが文句なしにお薦め。
というのは、これを知らないで『ハンチョウ』にハマッてる人もいるだろうと。
あの美食家ハンチョウはもちろんのこと、変なロン毛の沼川も、限りなく大雑把な石和も、親しみやすいキャラどころか悪人も悪人、極悪人。
ハンチョウ前日譚、もうひとつのハンチョウとして大いに楽しめます。
大沢在昌氏の小説は何作も読んでいて、この作品もハードボイルド作家らしい序盤に引き込まれたのですが。
途中で「ぎょえっ」と声を出して驚く展開に、そうか、やっぱりミステリ作家でもあるのだなと感服。
そして血沸き肉躍るクライマックス、すべてが収斂する快感。
全部読んでも「ちょうどいい長さ」で、強力にオススメです。
登場人物がそれぞれ「マウント女にされたイヤなエピソード」を語る漫画かと思ったら、そこから一気にトンデモ展開へ。
4話まで読みました。
これだけ魅惑的なヒキも、そうそうないですね。早く続きを! 何卒!
ありがち「ブリッ子のウザイ女をとっちめる話」かと思いきや。奥行きが違う。
その「ウザイ女」は読者の想像を一段、二段と超えていく「したたかな女」。
途中から応援……は、したくなりませんが、見守ろうという気になります。
探偵さんは探偵さんで、こちらも奥が深い、根が深い。
私立探偵小説、小さな事件を調べていると巨悪にブチ当たる展開ってありますよね。
それに近いテイスト。さあ大変、乞うご期待、ってところです。
扉絵の異様な暗さに尻込みしてはいけません。中身はもっとポップな絵柄です。
出てくるキャラが(主人公の旦那ですら)曲者に次ぐ曲者、クセのカタマリ人間だらけ。
さらに展開が「これでもか」と、ヒキに次ぐヒキ。これは堪りません、止まりません。
ちなみに『ワタシってサバサバしてるから』原作者とらふぐ氏の作品です。
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賭博破戒録カイジ