KUMA123さんの投稿一覧

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11 - 20件目/全37件

  1. 評価:5.000 5.0

    凄くて酷くて、しつこいヒグマ!

    とにかくヒグマが凄くて酷くて、しつこく人間を襲って食べてしまいます。
    凄惨な場面も沢山ですが、ヒグマの生態や実際の事件を忠実になぞって描かれているようで、好感がもてます。

    最後があっけない終わり方なのが難点ですが、
    猛獣の恐怖漫画が目的なら、そんなのは、まあどうでもいいとも言える訳で、
    手に汗にぎる迫力満点の、飽きさせない展開で、いいんじゃないでしょうか♪

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    前作同様、各話とも飽きさせない

    「緒方克己心霊ファイル」の続編です。緒方は高校生から大学生になりました。

    良い霊と勘違いして悪霊と契約してしまう話や、雪女と絡めた愛する男女の悲恋話、祠を壊された狐や、霊視による殺しの事件の解決など、前作同様、各話とも似たような話は全くなく、飽きさせません。
    各話で知り合った人達が、別の事件に関わって緒方に協力する事も、物語の奥行を深めています。

    前作では、高校の心霊クラブの仲間とのやり取りが、物語のスパイスになっていましたが、
    今回は、最初の方で助けた女性を霊能力者として訓練し、彼女が補佐役として緒方を助けています。
    訓練中の逸話や彼女の緒方に対する思いなども、話を盛り上げるスパイスになっています。

    緒方が作ってあげた彼女の使い魔の犬も凛々しいし、
    緒方の使い魔=ルルちゃんも、時々だけど、出てきますよ。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    古今の有名人を使った、作者の独自ワールド

    和洋古今の有名人達(主に武将)が、死ぬ間際に(←歴史を変えない為ですね)異世界に転送されて、そこには、エルフやドワーフ、竜の他いろんな魔物がいるんだけど、そこでも戦(いくさ)をするという話です。
    作者の気に入りの武将達を、作者の大好きなファンタジーワールドにぶち込んで、ぐつぐつ煮込んで作ったような作品です。

    転送された人間達は、「漂流物(ドルフターズ)」と「廃棄物(エンズ)」に大別されていて、
    「廃棄物(エンズ)」は魔物を率いて人類廃滅をめざす謎の「黒王」の陣営に、
    「漂流物(ドリフターズ)」は人によっていろいろだけど、「十月機関」という魔法を使う組織が支援をしています。

    主役は織田信長・那須与一・島津豊久の三人ですが、彼らを含め、転送されて来た人達は皆、作者好みに換骨奪胎アレンジされて、元の歴史上の人物とはかけ離れた全く違うキャラクターに変貌しています。…が、独自の個性あふれる作風に迫力と勢いがあって、さほど違和感なく楽しく読めます。
    ただ日本勢はともかく、西洋勢はちょっと酷いですね。ボケてもらしてばかりの人の他、体中から炎を出したり雪女になってたり、全く化け物みたいな異常ぶりで、歴史上の人物を思い浮かべずに読んだ方が無難な気がします。(何故か、中国の武将は出てきません)。

    非常に独創的でアクの強い作品ですが、信長・与一・豊久のキャラは特に際立っていて、三人のやり取りも楽しいし、彼らの「国盗り」の過程も面白く、攻めて来る「黒王」は長衣に全てが隠れて正体が分かりません。竜に魔物が乗って飛びながら攻撃して来ます。
    好みは分かれると思いますが、私は大変好きです。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    殺し屋の話なのに…とっても平和

    無料分35話を読み終わった所です。凄く面白くて先が気になります。

    殺し屋が一年間、休業して潜伏するって話なので、ファブル=佐藤明の大阪での日常が淡々と描かれているだけなんですが、彼の行動や思考が一般人とはかけ離れていて、シュールでもあり、画面から目が離せません。

    殺し屋の話なのに、暴力団も出てくるのに、暴力は稀で、平和な話が続きます。
    なのに…ファブル=佐藤明の事が「この人は確かに殺し屋なんだなぁ」と思えるから不思議です。
    淡々とした日常描写だけで、こんなに惹かれる漫画は珍しいと思います。

    ファブル=佐藤明は真面目で無駄な暴力も好まないし、行動や思考が普通の人とズレてる部分も含め、大変魅力的です。
    先が凄く読みたいんだけど、一話60ptは、一気に読むにはさすがにおサイフがキビシィ…、どんな風にしようか迷っている所です。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    よくまとまっていて最後まで飽きさせません

    私は、この漫画がとても気に入っています。
    電子版で全72話の小品ですが、よくまとまっていて、最後まで飽きさせません。

    内容は、祖母の葬式で辺鄙な村を訪れた親戚一行が、恐ろしい怪奇に遭って村に閉じ込められるというものですが、
    恐ろしい怪奇も、読み手がギリギリ不快にならない程度に抑えられていながら(それでも、とても怖い)、次々と異なる「恐怖」がやって来て、安心して楽しく怖がり続ける事ができます。
    「陸の孤島」に閉じ込められたということで、サバイバルの要素も加わり、生き残りをかけて緊張感が高まります。

    後半になって怪奇の謎が明らかになり始めますが、これも、ホラーとして十分納得できるもので、違和感はありません。
    最後の最後まで意外な展開があって、メンバーの何人かは死んだり異世界に取り残されたりするのもホラーの定番ですが、不自然さは全くなく、全体を通して面白く、満足して楽しめます。

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  6. 評価:5.000 5.0

    カッコいいラスボス

    猫(特にオス)のナワバリ争いの習性を、任侠世界みたいな話にしてあります。
    飼い猫も登場するけど、野良猫がメインの物語です。

    流れの猫のラスボスはとにかく最強で、誰も手が出せません。
    この町で一番強いオス猫=ロイも、ラスボスにはかないません。
    顔は怖いけど心は優しいラスボス…、一匹狼です。
    面倒見が良くて、仲良しのアヒルさんやチビ猫ちゃんをいつでも見守ってるし、弱い猫を見ると放っておけなくて、すぐ助けます。
    こういうヒーローってよくあるけど猫って所が新鮮です♪
    町猫の大将=ロイも、結構カッコいいですね。

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  7. 評価:5.000 5.0

    個性あふれるトリガーたちが魅力的

    カリスマ国王に支配された近未来独裁国家の日本…。
    凶悪犯罪撲滅の為、各都道府県に一人ずつ、銃殺許可証所有の「トリガー」が配置されます。

    嫌な奴が消されるとスッキリするけれど、「自分も撃たれちゃったらどうしよう~」って思ったりもします。
    各トリガー独自の裁量で、かなりメチャクチャに人が撃たれたりしてるんですよね…。
    典型的な英雄トリガーもいるけれど、老人や女性や、ノイローゼのトリガーまでいて、選考過程はどうなってんのか…、独裁国家はやっぱり怖いですね。

    東京や千葉や、各都道府県ごとにトリガーの活躍が描かれていて、次は何県のトリガーだろうと興味が湧くし、各トリガー達が皆個性的で、物語も皆それぞれ違って面白く、飽きさせません!

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  8. 評価:5.000 5.0

    幅広い層を魅了する、深みのある優れた作品

    「鬼門街」と呼ばれる街で、怒りや憎しみや…負の感情を抱いた人の前に鬼が現れて「地獄行き」と引きかえに取引を持ちかけます。
    母を惨殺されたマサトは不良達に瀕死の暴行を受け、豪鬼と取引をして鬼の力を手に入れます。

    鬼憑きを含めた不良達の暴力や格闘などを基調にして、
    理不尽な暴力や、それに対する正義の怒り、常に変わらぬマサトの善良さや優しさや家族愛などが、
    混沌とも言えるこの世の過酷な現状を交えながら、淡々と描かれています。
    肉弾戦をメインとした格闘シーンは迫力があり、(不謹慎ではありますが)鬼憑き達による恐ろしい暴力や犯罪行為も非常にリアルで、全編を通し読む者の心を惹きつけます。

    単なる格闘漫画ではなく、罪を犯した鬼憑き共の心の闇や、自らも鬼に魂を売り渡したマサトの、彼らを裁く事の是非や苦悩、家族や知人への想いなど、奥深い描写が多数あり、
    マサトをはじめ、豪鬼や広瀬先輩など、登場人物も大変魅力なキャラとして描かれていて、
    様々な人が様々な角度から堪能できる、優れた作品になっています。

    紙の本の第一巻あとがきに、作者がこの作品を書くきっかけとなった事件(さぞ辛かったろうと思います)についてと、理不尽な暴力撲滅への思いが書かれてあって、
    そうした願いで作品が書かれるのは、とても大切な事だと思うし、
    一読者として、作者の願いが少しでも実現するようにと、思いました。

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  9. 評価:5.000 5.0

    一途で可愛いミヨ姫様

    ミヨは周囲も認める陸の許嫁。でも、陸はミヨが狸だからって冷たくしたり、適当にあしらったり。
    狸だっていいじゃん、こんないい子はなかなかいないよ! と思う私でした。
    片思いの彼女(百香)がいるから仕方ないのかな…とも思うけど、ちゃんとミヨと結ばれて欲しいです。

    ミヨに横恋慕するちょっとマヌケのゴンスケも、人のいい狸で可愛いし、陸の家の隣の金長神社の(幽霊の)金長様も好好爺です。
    出てくるキャラで本当に嫌な奴っていなくって、穏やかな気持ちで楽しく読める漫画です。
    私の周囲はお稲荷様が一般だから、狸様の話っていうのも新鮮です。

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  10. 評価:5.000 5.0

    猫にまつわる怖い話

    犬木加奈子の漫画は昔よく読んでたけれど、今改めて読んでみると、この人はホラーの天才だと思います。
    絵があまり上手といえない初期の作品も、物語性がよくて、ぐいぐい引き込まれるし、
    金魚みたいな独特の目の絵柄はユーモラスで、ほどほどの怖さを堪能させてくれます。
    各話とも、他の漫画に見られない個性あふれる作風で、飽きさせません。

    この作品は、猫にまつわる怪談でホラーが中心ですが、不思議なダークファンタジーの要素も入っています。

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