5.0
お酒の指南書
初めてこの作品を読んだのはお酒を飲み始めてやっと『美味しいなぁ』と思えるようになった頃だった。
以来、お酒の指南書、バイブルとなった。
著者は実際にバーを経営していたが、お酒好きな人柄が伝わってくる作品。
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74885位 ?
初めてこの作品を読んだのはお酒を飲み始めてやっと『美味しいなぁ』と思えるようになった頃だった。
以来、お酒の指南書、バイブルとなった。
著者は実際にバーを経営していたが、お酒好きな人柄が伝わってくる作品。
このシリーズ、いちばん最初の作品は人間がちゃんといて人間との関わりが描かれていた。
回を追うごとに人間の登場がどんどん減って犬やらイノシシやらがひたすらしゃべくる漫画になった。
これから先はどうなるのだろうね。
主人公の一見ガサツとも思える素っ気なさがとても心地良い。
猫飼いに悪い人はほとんどいない(たまに悪党がいる)ので、斎氏も心の優しい人なのだ。
淡々とこなしていくのがカッコいい。
絵が可愛い。
こういうファンタジー要素のある作品は兎にも角にも画力がないと話にならないが、流石は藤栄先生だ。
可愛いだけでなくストーリーもしっかりしていて読み応え充分。
あの世に行く途中、こんな役所が本当にあったら面白いだろう。
生命は致死率100%、誰にでも等しく死は訪れる。
全ての人の人生にエピソードがある。
ストーリーがグイグイ惹きつける、テンポがいい、画力もとても高い!
これはドラマ化しても充分面白い作品。
長い長い物語を彩る脇役のエピソード。
とても読み応えがあって大変面白い。
特にジェローデル大尉のエピソードは興味深い。何故彼がオスカルに執着したのか、何十年もの時を超えて納得。
途中から涙ボロボロ流しながら読んだ。
大抵の場合、人間が猫を見送る。
嬉しかったこと、悲しかったこと、楽しかったこと、沢山あるけどこれで良かったのか、あの子は幸せだったのか後悔ばかりが湧き上がる。
そう思えるという事はあなたが猫と真剣に向き合い幸せを思って暮らしてきた証。
どうか、出会えて沢山愛せたことを喜んで欲しい。
小学5年生のクリスマスに10巻セットボックスで買ってもらいました。
今読むと色々突っ込みどころはありますが、これを上梓した時の池田理代子先生は弱冠26歳、恐ろしいほどの実力。
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BARレモンハート