5.0
乗り越える過程が素敵。
時代は大正、北海道のお話。顔の痣が原因で家族からも虐げられ育った旧華族の清子さん。妹の縁談話に、清子さんが代わりに行くことになったところから話が始まります。お相手の朔弥さんは、目が不自由ながら貿易会社の専務。お金目当てに近づいてくる見合い相手が多く、門前払いをしてきた朔弥さん。使用人の瀧川さんの話からも、清子さんに興味を持ちはじめます。今までの経験から自信が持てない清子さんに、何とか自信を持ってもらいたいと沢山の暖かい言葉をかける内に、清子さんもまたそんな朔弥さんの為に頑張ろうと努力される姿が素晴らしい。甲斐甲斐しく朔弥さんのお世話をする清子さんを周りも認め始め、お互いに惹かれ合いながらも支え合う二人の物語。二人が変化していく姿に、今後の展開も楽しみです。健気に頑張る姿を応援したくなる人にオススメです。
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朧の花嫁~かりそめの婚約は、青く、甘く~