5.0
ついに読み終わってしまったー!
喧嘩のイメージしかない春と、鉄の女もしくはロボットと言っても過言ではないミッティーこと雫が出会う高1からザッと7年間のお話。
当初の二人には「友達が居ない」という共通点があり、そんな二人がお互いを必要とするようになって、小さな衝突を繰り返しながら未熟な感情や考えが成長していき、その過程で様々な人と出会い、友達になり、その人たちと沢山の経験をし、ラストは信頼できる大勢の仲間に囲まれるという最高に幸せなストーリーでした。
出てくる人は皆個性が強く、時々イジワルな時もあるけど良い人ばかり。
高校生という時間の甘酸っぱい青春、素直さがめいっぱい描かれていて、当初の雫から勤勉さを抜いた感じと自分が重なり、こんな高校生時代を過ごしたかった!と羨ましくなりました。
個性の強すぎる人たちをバランス良く支えているササヤンくん、最もカワイイのに男嫌いで唯一のおバカキャラである夏目ちゃん、それぞれいい仕事してくれます。
雫のツインテールが逆立つ描写大好きです。
他の作品ならそろそろ終わりだなーって思ったら、コレはまだ70話台。
ストーリーは充実の濃さです。
高3の前半は全くセリフがありませんが、しっかり描かれていて、ちゃんと細かく伝わってきました!
最後にいくつかあるスピンオフも、あ〜あの裏ではこうなってたんだ〜!と2度美味しい。
そして大人の雫は見違えるほど美人に。
見落としてるのかもしてませんが、優山のパーティに実は雫母も来てて、政治家である春のお父さんと仕事上で繋がっているのは分かったのですが、雫母は司法系の何の職種だったのだろう・・・
読んでる間とても充実したので、また読み直したいです。
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6
となりの怪物くん