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作品レビュー
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1 - 10件目/全12件

  1. 評価:4.000 4.0

    いくえみ節

    画が手抜きや劣化と見るか、研ぎ澄まされていると見るか。

    いくえみ先生ほど画が流動的に変化している漫画家はいないのでは、と思う。
    ずうっと売れているのに、守りに入ることなく変化させ続けている(おそらく意図的に)のはスゴいと思う。

    いくえみ先生の作品はある人々の日常の営みを描いているのに、読んでいるとある種独特の世界観がある。

    特筆すべきは、『言葉に出来ない感情』を可視化してくれていることだ。
    「何かひっかかっていたこと、ひっかかっていたはずのこと」「スルーしちゃってたけど、アレってなんだったっけ」「モヤモヤしていること、していたこと」みたいなものをネームと画(表情)に落として具現化して私達に見せてくれるので、読者はカタルシスみたいなものを感じるのだと思う。

    『かゆいところに手が届く』及び『痛いところを突いてくる』と云えよう。

    この作品の先を見てみたい。

    昨今はメディア化も多いなか、今後もいくえみ節を期待している。

    • 7
  2. 評価:4.000 4.0

    ハスキーブーム

    懐かしい!
    ハスキー犬のチョビと、ハムてると二階堂と……みんなキャラクターが濃く立ちすぎるくらい立ってます。

    ハスキーブームを起こしたとされる作品。
    ドラマ実写化されたのも観たな~。
    まあまあ良かったように記憶している。
    二階堂が要潤なのがピッタリだった。

    今も古さを感じず読めるんじゃないでしょうか。
    老若男女にオススメ☆

    動物がリアルに描かれているが、凄く可愛く妙におかしさを誘う。
    特にチョビに常に人語をあててるのが斬新でホントに面白い。
    人間はもっとユニーク。
    佐々木先生のタッチによるものでもある。

    全編に渡って面白いが、教授の『缶のしるこの回』は忘れられません。
    気になる人は読むべし。損無し。

    • 2
  3. 評価:4.000 4.0

    上がる、上がる!

    安野先生の作品の中で、かなり大好きな作品。

    読むと上がる!
    落ち込んだときや気合いを入れたいときに読むと上がる。
    特に20代30代の働く独身女性は、共感間違いなし!!超オススメです。

    主人公の松方本人はもちろん、彼女が働いている雑誌編集部の同僚や上司、後輩もキャラ設定がしっかりしていて、各話ごとに1人ずつフューチャーされる。
    話の最後にそのキャラが一人称でひとりで語る場面があるのだが、視点が変わり興味深い。
    男女問わず大人は、誰かに共感するだろう。
    松方のファッションにも注目すべし。

    雑誌編集部の校了前の修羅場を垣間見ることも出来る。

    彼氏である新二とのアレコレや彼自身の現場でのエピソード、漫画家や庭師なんかも出てくるし、松方の父親とのやりとりには、じぃんとさせられたりして……。
    はたまた、政治的な社会問題にまで切り込んでいる。
    具体的に記してネタバレしてしまいそうだ(アブナイ危ない)。興味出てきた人は必ず読んでいただきたい。

    背表紙に各主要キャラのバッグの中身が描かれているのだが、作品を気に入った人は機会があれば紙(単行本)を手に取ってもらいたい。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    2人のアンノ

    ネタバレ レビューを表示する

    こういうのまた描いてほしいな。

    面白いし読み疲れないので、手軽に何度も読みたい作品。
    安野先生の描く庵野先生、似すぎです!

    読むと庵野先生はホンマのオタクなんだとよく解る。
    つき合ってたときのお二人が手を繋いで銭湯に行く画が可愛い。
    食べ物をお口いっぱいにほおばる庵野先生が可愛い。
    アニソンを大声でユニゾンで歌うアンノ夫妻が可愛い。


    末尾には庵野先生のコメントもあり、お得すぎる。

    • 1
  5. 評価:4.000 4.0

    ニュー小松

    ヤンマガで連載していた意欲作。

    いつぞやか安野先生は、主人公の小松のことを「とうしようもないよアイツ」と自虐的におっしゃっていたが、いまの時代に小松のような男子がいるだろうか?

    みんなシュッとしてクールそうで草食系などどいう輩の多いことよ。

    現代こそ、小松のようなバカだが憎めない男子が必要なのでは?いとおしく求められるのでは?!
    いよいよドラマ化してほしい。
    庵野先生に!?

    なんて勝手なことを言うが、鬼姉妹のような文字通り攻めてる濃いキャラがいて、安野先生らしくファッションも見どころです(多少その時代感あり)。

    レビュータイトルの『ニュー小松』が気になる人はご一読を。

    • 1
  6. 評価:4.000 4.0

    切実

    身につまされる……。

    日本は『女は淑女であれ』という風習が昔からありタブーとも言えるテーマ。
    とはいえバブル以降からいまやSNSの時代、日本女性もさまざまな主張をするようになり声高になってきているし、映画やドラマ等メディアではレスや不倫物が人気だ。

    女性は時代に沿って心もカラダも立場もメタモルフォーゼしていくが、日本の男性は言い訳のごとく相も変わらずお堅い古い慣習に囚われている輩の多いことよ!!かたや草食系だのなんだのと情けないったらない。

    ニッポン男子よ!本能を呼び覚ましてオスになれ!!

    まあ、女性がどんどん強くきつくなって、あたたかく柔らかな母性が貧困になっているのもあるのだけれどね。


    この作品の男女には上記ではきれないある種の哀しさや寂しさがありキュッとなる。
    実に切ない……。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    キス×キス×キス

    ああ、なつかしい……。

    まあ、SFなのだが信憑性が感じられる導入と展開なので、読み始めると止まらないこと間違いなし。麻ヤク的に。

    キスがキーワード。

    画はいま見ると多少古く感じるかもしれないが、基本的にキャラクターも背景も描きすぎてなく美しいです。
    世界観、空気感も美しい。

    サスペンス要素があるストーリーもハラハラドキドキ(語彙力)するのですが、要所要所に挟み込んでくるラブシーンがそれに拍車をかけて、いい具合のスパイスになり読み進めてしまう。

    全体的にキレイな水が流れているような、甘美で爽やかな官能さのある作品。

    随分と前に『闇のパープルアイ』がドラマ化したのだから、これも現代の最新のエフェクトを用いて映像化したらいいのに。
    若干『累』とダブっちゃうかな?いや、『累』がこちらとダブっているのだ??(ディスってないです『累』も好きです)

    ご一読あれ!

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    心臓を捧げよ!刮目せよ!

    はじめ「巨人って……」 と、若干馬鹿にしていたのだが大馬鹿でした。
    大変に反省。

    デビュー作で、これほどの大スペクタルにして大傑作。

    誰もが言うが、鍵は1話目。
    内容には触れぬが、その伏線の回収ごとに(回収されるときに、アレが伏線だったのだと気づかされること多々有り)謎が解かれ、新たな謎が生まれる。

    今からでも、いつからでも遅くはない、刮目せよ!
    漫画読みほど、この作品の良さ素晴らしさに圧倒されること必至。

    自由の翼に、リヴァイ兵長に、トキメキ☆
    ハンジも好きであります☆

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    もはや医学

    下から読んでも『がんまんが』。

    とても勉強になりました。

    同じストマ生活をなさっている方は、認知し気楽に読めるのかな?
    少なくとも私は“知る”ことができました。

    続編の『すとまんが』も合わせてオススメ致します。

    もうそろそろいい加減『繁殖シリーズ』やこの作品も含めて、医学本にカテゴライズされてもいいんじゃないだろうか?

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    共感&リアル

    ネタバレ レビューを表示する

    とっても共感するし、非常にリアル。
    画は巧くテクニカルなのに敢えて描きすぎていないのが、また良い。

    女性版の風俗が、もっと合法で安価でまかり通ればいいのに。

    いちこもおとやんもキュート。
    似た者同士で満たされない。

    アノ剣山は痛々しい余りある。
    世の浮気男にそのくだりを見せたらよろし。

    • 0
全ての内容:★★★★☆ 1 - 10件目/全12件

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