ふかふかボンボンさんの投稿一覧

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作品レビュー
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1 - 10件目/全34件

  1. 評価:4.000 4.0

    切実

    身につまされる……。

    日本は『女は淑女であれ』という風習が昔からありタブーとも言えるテーマ。
    とはいえバブル以降からいまやSNSの時代、日本女性もさまざまな主張をするようになり声高になってきているし、映画やドラマ等メディアではレスや不倫物が人気だ。

    女性は時代に沿って心もカラダも立場もメタモルフォーゼしていくが、日本の男性は言い訳のごとく相も変わらずお堅い古い慣習に囚われている輩の多いことよ!!かたや草食系だのなんだのと情けないったらない。

    ニッポン男子よ!本能を呼び覚ましてオスになれ!!

    まあ、女性がどんどん強くきつくなって、あたたかく柔らかな母性が貧困になっているのもあるのだけれどね。


    この作品の男女には上記ではきれないある種の哀しさや寂しさがありキュッとなる。
    実に切ない……。

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    子ども&カネ

    女性漫画家特有の深刻すぎない気楽なタッチで描かれているが、描けないレベルの修羅場が何回も何回もあったのだろうな、と思いました。

    他人事ではない。

    いやあ、金銭面も含めて当時は本当に大変だったであろうことが伺える。

    自分だけのことならどうにでもなるが、子どもはそうはいかない。
    全くもって思い通りにならないのだ(当たり前だけど)。

    作者は、元旦那さんでもなかなかの苦労なさったようですし、いま現在は落ち着かれているのでしょうか?

    とはいえ、ネタになるのでオイシイともいえますよね??(不詳失礼)

    同じ境遇の方々は、励まされ多少勉強にもなる作品です。
    読みやすいし、他の類似作品と共にご一読を……。

    • 1
  3. 評価:4.000 4.0

    いくえみ節

    画が手抜きや劣化と見るか、研ぎ澄まされていると見るか。

    いくえみ先生ほど画が流動的に変化している漫画家はいないのでは、と思う。
    ずうっと売れているのに、守りに入ることなく変化させ続けている(おそらく意図的に)のはスゴいと思う。

    いくえみ先生の作品はある人々の日常の営みを描いているのに、読んでいるとある種独特の世界観がある。

    特筆すべきは、『言葉に出来ない感情』を可視化してくれていることだ。
    「何かひっかかっていたこと、ひっかかっていたはずのこと」「スルーしちゃってたけど、アレってなんだったっけ」「モヤモヤしていること、していたこと」みたいなものをネームと画(表情)に落として具現化して私達に見せてくれるので、読者はカタルシスみたいなものを感じるのだと思う。

    『かゆいところに手が届く』及び『痛いところを突いてくる』と云えよう。

    この作品の先を見てみたい。

    昨今はメディア化も多いなか、今後もいくえみ節を期待している。

    • 7
  4. 評価:2.000 2.0

    やらかし×

    弟も発達障害で母親には寄生されるし、ご自身はなかなかダイナミックな人生を歩んでおられる。
    それをいくつもの作品に落として、昇華させているのでしょうね。

    母親のやらかしもなかなかのもの。
    描けないことやマイルドにして描いていることもあるんだろうな。

    発達障害所以の『やらかし』とはいえ、結構あるあるなものもある。

    障害をお持ちの方が就労する為の流れなどは、当事者とそのご家族でなくても勉強になります。

    長女(長子)の大変さも伺える。

    『やらかしシリーズ』の面白いところをエピソードごとやジャンルごとに分けてギュっとまとめたベスト版みたいのを出して欲しいな、と思いました。

    • 0
  5. 評価:1.000 1.0

    エセ主従関係

    恋の熱に冒されると、あれ?と思っても脳が都合のいい方に処理して冷静な判断ができなくなる場合がある。
    好きだし、かっこいいし、私の為にしてくれてるのだ(=やさしい)、とか。
    しかもこの場合、遠距離なので尚のこと。

    最初、人あたりが良くてもその後からどんどんマインドコントロールされ支配されていってしまう。

    筆者も自分ではほぼ自覚なく、ぬるぬるとずぶずぶとぬかるみにはまっていってしまったのでしょうね。

    相手の男もある意味病気である。
    病気だろうがなんだろうが、無自覚だろうが私は他人を支配しようとする奴が大嫌い。

    筆者のいまが幸せだといいですね(?)

    • 1
  6. 評価:4.000 4.0

    キス×キス×キス

    ああ、なつかしい……。

    まあ、SFなのだが信憑性が感じられる導入と展開なので、読み始めると止まらないこと間違いなし。麻ヤク的に。

    キスがキーワード。

    画はいま見ると多少古く感じるかもしれないが、基本的にキャラクターも背景も描きすぎてなく美しいです。
    世界観、空気感も美しい。

    サスペンス要素があるストーリーもハラハラドキドキ(語彙力)するのですが、要所要所に挟み込んでくるラブシーンがそれに拍車をかけて、いい具合のスパイスになり読み進めてしまう。

    全体的にキレイな水が流れているような、甘美で爽やかな官能さのある作品。

    随分と前に『闇のパープルアイ』がドラマ化したのだから、これも現代の最新のエフェクトを用いて映像化したらいいのに。
    若干『累』とダブっちゃうかな?いや、『累』がこちらとダブっているのだ??(ディスってないです『累』も好きです)

    ご一読あれ!

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    上がる、上がる!

    安野先生の作品の中で、かなり大好きな作品。

    読むと上がる!
    落ち込んだときや気合いを入れたいときに読むと上がる。
    特に20代30代の働く独身女性は、共感間違いなし!!超オススメです。

    主人公の松方本人はもちろん、彼女が働いている雑誌編集部の同僚や上司、後輩もキャラ設定がしっかりしていて、各話ごとに1人ずつフューチャーされる。
    話の最後にそのキャラが一人称でひとりで語る場面があるのだが、視点が変わり興味深い。
    男女問わず大人は、誰かに共感するだろう。
    松方のファッションにも注目すべし。

    雑誌編集部の校了前の修羅場を垣間見ることも出来る。

    彼氏である新二とのアレコレや彼自身の現場でのエピソード、漫画家や庭師なんかも出てくるし、松方の父親とのやりとりには、じぃんとさせられたりして……。
    はたまた、政治的な社会問題にまで切り込んでいる。
    具体的に記してネタバレしてしまいそうだ(アブナイ危ない)。興味出てきた人は必ず読んでいただきたい。

    背表紙に各主要キャラのバッグの中身が描かれているのだが、作品を気に入った人は機会があれば紙(単行本)を手に取ってもらいたい。

    • 1
  8. 評価:4.000 4.0

    2人のアンノ

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    こういうのまた描いてほしいな。

    面白いし読み疲れないので、手軽に何度も読みたい作品。
    安野先生の描く庵野先生、似すぎです!

    読むと庵野先生はホンマのオタクなんだとよく解る。
    つき合ってたときのお二人が手を繋いで銭湯に行く画が可愛い。
    食べ物をお口いっぱいにほおばる庵野先生が可愛い。
    アニソンを大声でユニゾンで歌うアンノ夫妻が可愛い。


    末尾には庵野先生のコメントもあり、お得すぎる。

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

    ニュー小松

    ヤンマガで連載していた意欲作。

    いつぞやか安野先生は、主人公の小松のことを「とうしようもないよアイツ」と自虐的におっしゃっていたが、いまの時代に小松のような男子がいるだろうか?

    みんなシュッとしてクールそうで草食系などどいう輩の多いことよ。

    現代こそ、小松のようなバカだが憎めない男子が必要なのでは?いとおしく求められるのでは?!
    いよいよドラマ化してほしい。
    庵野先生に!?

    なんて勝手なことを言うが、鬼姉妹のような文字通り攻めてる濃いキャラがいて、安野先生らしくファッションも見どころです(多少その時代感あり)。

    レビュータイトルの『ニュー小松』が気になる人はご一読を。

    • 1
  10. 評価:3.000 3.0

    意外な死

    ネタバレ レビューを表示する

    終末ケアなど到底出来ないものにとっては頭が上がらない。
    看護士や介護士は、ホントに凄いと思う。
    在宅で介護なさっている方も。

    担当していた快活な患者が、予兆なく自殺した話は身につまされた。
    入院していなくても、えっあの人が何故!?というのはあることだろう。
    しかし……。

    死に日々向き合っている人には足を向けて寝られません。
    携われている方々に感謝申し上げます。

    • 1
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