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言葉にできない
子ども自身が気がつかず、言葉にできないものがある。学校という集団生活の中で、大人は気がつけるのか。今の自分でないものになれと、子どもを追い立てているようで、胸が痛い。
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子ども自身が気がつかず、言葉にできないものがある。学校という集団生活の中で、大人は気がつけるのか。今の自分でないものになれと、子どもを追い立てているようで、胸が痛い。
これで終わり?と驚き、次に話が残ってる?と確認してみてやっぱり終わりと受け入れられた。こういう意味かああいう意味かと妄想がふくらんでいくのが楽しいかも。
文句がないくらい面白い。不動産の営業はどちらを向いて仕事をしているのか、初めて知った。不動産会社とのやり取りのモヤモヤの正体がわかる。
夫が威圧的で、妻はそれに耐えるしかないとか、親は女の子の話は聞かなくて、男の子の話は聞くとか、よく見ることだけど、当たり前じゃないはず。いつか足を取られるかも、そんな怖さ。
思わず夢中で読んでしまいました。どこか家自体が意志を持っている生き物のようで。人間が家を作り出したのか、家の方が人間を操っているのか、どちらとも言い切れないところが怖い。
ガロのマンガのような繊細で、線の1本1本に魂がこもっているような絵がすばらしい。自分の利益のためでなく誰かのため、将来の利益のためでなく、いまここの良心で戦う主人公たちがカッコいい。
彼も彼女もたまらなくクール。彼と彼女を繋ぐ妻&母がいない、二人から愛される人が不在のまま続いていく日常。ポエムのような、心に残る言葉で綴られていく。
看護師が絶望するほど、症状の強い患者の希望を感じさせるラストは圧巻。方法はあるのだ、支援する側の行動を変えることで変わることもあるのだ、そう信じることができる。
とにかく怖い。えっ、そこで終わるの、続きはどうなるの、謎をもっと説いて教えてくれないの、とも思ったが。謎が謎のままあることで、読者はその先を想像して楽しめるし、自分の身に降りかかるかもしれないと想像してより怖い。
読みすすめていって、何がでてくる?ってすごく気になる。女性の日常の話のようで、どこかミステリーのような、謎が明かされるんじゃないかと期待が高まる。
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