次のページをめくる手が止まるほど、嫌悪感しかない登場人物。
ここまでの自己評価の高さと自己肯定感の源が、精神疾患以外にあるのなら是非知りたいほどでした。
労働の尊さと汗する楽しみに目覚めるのは遅かった彼ですが、山奥から生きて帰れた時、初めて彼は人生を始める事が出来ると信じています。
逃げずに、ご両親へ100万円と学費も返しなさいな。
-
0
23796位 ?
次のページをめくる手が止まるほど、嫌悪感しかない登場人物。
ここまでの自己評価の高さと自己肯定感の源が、精神疾患以外にあるのなら是非知りたいほどでした。
労働の尊さと汗する楽しみに目覚めるのは遅かった彼ですが、山奥から生きて帰れた時、初めて彼は人生を始める事が出来ると信じています。
逃げずに、ご両親へ100万円と学費も返しなさいな。
性風俗従事者について正確なデータは無いながらも、その多くは精神疾患者による整形手術費用捻出や、裏社会に借金をしたり騙されて落ちてしまった知的障害者やグレーゾーンの方が8割と聞きます。
残る2割は、ネイルサロン等の開店資金を早く稼ぎたいスキルも語学力も無い移民女性、薬物中毒の裏社会構成員の奥さんや愛人さん、親身内の借金を体で返済中の苦境の方。
性風俗は性犯罪を防ぐ為に必要な場所だとしても、現時点では運営母体は全て反社繋がりの裏社会構成員。いっそ、公営化すべきと思います。
闇社会のビジネスモデルは廻る輪の様に完成されています。
例えば、この若い女くんの様なアホな見栄や軽率な過ちから、社会の最下層に転落する迄の道筋。
まともな金融機関は、金銭管理が出来ていない状況のOLさんへはもちろんお金は貸してくれません。
ここで闇金、性風俗、AV、海外売●などの裏社会の力を借りると、地獄の底までへのレッドカーペットが敷き詰められています。
ご本人だけでなく、家族親類の資産や体まで毟り取られる。若い女性が居なければ、生命保険を掛けてダンプへ飛び込ませる、等…
毟り取る商品=買い手のつく体がある限りは、法外な金利でお金をどんどん貸し与え、後戻り出来なくなったら、性風俗へ沈める。
そこでも思った以上の利益を生まなければ、依存性の高い薬物を常用させて、彼女の収入の殆どを薬物購入させて、さらに闇社会の収益へと貢献させ、売り手がつかなくなったら他から借りさせる。
次々と獲物を同じ手法で貪り食い尽くす。
騙されるお馬鹿さんの自業自得ではなく、被害を食い止める為にも闇社会を駆逐する必要性の高さを、本作品を通してあらためて強く感じました。
蛇足ですが、補足。
ご実家が経営難の酒屋さんで、入社4年の制服着用の事務職、一人暮らしの26歳。
一般的に、月手取りの1/3以内が適度な家賃額。
月手取り36万円以下ならば、彼女の家賃11万5000円のマンションは身分不相応です。
多くの同世代は家賃を抑えて貯蓄や実家への仕送りをし、負担の大きな被服や交際費を削れないなら、真っ先にお家賃の低い所へ転居するのでは。
また、好きでも無く友達でもない先輩に気に入られる為に無理に付き合って散財するよりも、スキルアップして転属転職してサヨナラしたり、15分早く出社して更衣すれば人生丸ごと失わずに済んだのでは。
依存の治療の難しさは様々研究が進み、非科学的にもスピリチュアルや先祖云々と宗教的にも語られる等の商法とする輩もいますが、根底原因が無い、または原因があり過ぎることなのでしょうね。
依存を抜け出した先に、また別の依存が
…
友達ですらない同僚と御局様に付き合って、下らない見栄の張り合いに付き合って、ここまで落ちてしまった一介のOLさん。
しかし、ここはまだまだ地獄の入口に過ぎません。
この後のストーリーは、精神状態の良い時にご覧になることをおすすめします。
繰り返しになりますが、この巻だけでも中高の副教材としてご一読をお勧めします。
基礎教育教材として、本作品をご家庭か学校での一読を強くお勧めします。
自分は大丈夫、関係ない、と今思っている方こそが、闇社会にとっての絶好のターゲット。狙われています。
基礎的な金銭管理学習教育や、社会道徳・倫理教育として、本作品を教材登用することを心から切望しております。
少年少女コミックによくある「努力もせずに突然舞い降りた天賦の才能や超人的能力」という物語を好きになれませんでしたが、坂道くんは違います。
幼少期からの奇遇なのか奇跡的な立地条件で育まれた脚力と精神力。
推しへの溢れる愛ゆえに、節約のため往復90キロ行脚を欠かさない、思いの強さ、自制心、努力。
孤独な少年が、ずっと欲しかった友達や仲間を、やっと手に入れられそうなチャンスを手に入れる為に、極限の向こうまで堪えて堪えて迎えたゴール。
勝敗にかかわらず、坂道くんファンになってしまいました。
坂道が嫌で遠ざかっていた、大好きな公園。
サドルのほこりを落として、お久しぶりに行ってみようかな。
実際の事件:北九州でしたでしょうか。自称マナー講師、元お妾さんの子孫が起こした例の犯罪が、本作品のモデルとなっているのでしょうか。
御祖母様が実態に見合わない資産を保有していた違和感、働かない子孫の豪奢な暮らしぶり、親より上の出自系譜が一切報道されなかった、等、しでかした事に見合わない情報の少なさが際立つ事件でした。
溺愛されていた孫様は資産を使い果たした結果、口先だけの実態の無いビジネスで募った出資者を手に掛け… 実際に起きてしまった事件とは違い、本作品ではトキワさんの介入により防げた事に、フィクションとは言えど救われました。
この御祖母様の母校の信憑性について。
元学校経営関係者として知る限りの内容を共有させてください。
現存する教育施設の、開校経緯と当初の運営状況に一部似ています。
が、本作品で極秘かつエキセントリックな表現をする様な「性●隷養成斡旋学校」などでは決してなく、スキルの低い女性達のための自立支援学校でした。
「女学校で学を修めた優秀な才媛の令嬢が、家を救う為に花柳界や郭へ身を窶しながらも、その才覚魅力を見初めた政財界の御大尽へ嫁ぐ、または愛妾となった」と言うシンデレラストーリーがありますね。
そのいくつかは、女学校の経営者・学長が立役者だった、と言うことです。
有吉佐和子氏の「ふるあめりかにそではぬらさじ」等の物語と、実在事件と社会問題で肉付けをした風味の本作品ですが、実際はさほど奇異でも悲惨でもなく、「無学で貧しい女性の自立と、彼女らに恋した紳士方の名目を守る為の教育施設」の発足当初の姿です。
現存する学校の殆どは今でも高い学力を必要とされないレベルですが、私の知る関西と関東の2校は高校・大学・専門学校を併設した規模の学校法人化し、一校はある新興宗教法人運母体として生き残っています。
北九州・東北の二校は2009〜2010年から急に偏差値が上昇しましたが、お隣の国の資本・運営下にあるためか、就職は主にSBI系企業・遊興企業・メディア業・バス運営会社・公務員と限定的で特徴的です。
特に大学は特徴的で、第二外国語の韓国・中国語選択者が殆どで、モデルさんや芸能人見習いさんや留学生受け入れが非常に多く、日本人学生は半数以下という異国情緒いっぱいのキャンパスですが、学校運営の詳細は不明です。
文字数制限のため、次巻へ後述させて下さい。
病巣はお孫さん以上に御祖母様なのかもしれませんね。
相手を無視して自分がしたい事ばかりする。
それは愛情ではない。
同じ疾患を長患いなさっていた幼馴染や元同僚の言動やこの先が想起されて、少々辛い巻でしたが、「成城田中」に心が解れました。
猛烈にシビアな内容の中にも、こうして折々にクスッとさせてくれる本作が好きです。
恐らくは、治らない。ならば、社会や地域や職場や家族は、どう付き合ってゆくか。
繰り返しになりますが、トキワさんの様な支援団体の実現切に願います。
闇金ウシジマくん
009話
第5話 バイトくん(2)