5.0
星が足りない!
序盤で主人公が孤独であるという事や
生き別れの兄を、片時も忘れず想っている事を描いているから
兄に似たバイト先の男性に惹かれていくという展開が自然で、感情移入しやすい。
それまで他人に傷付けられながら生きてきた主人公が
おそらく兄以外の人に初めて、肯定された喜びから当然の如く、好意は募る。
それが故、秘密を知ってしまった後もなお
彼への想いを断ち切れない。
設定はもちろん、ストーリー展開が素晴らしい!
ミステリーと恋愛要素が絶妙に混ざりあった内容と
何より心理描写が抜群にうまくて、緊張感が痛いほど伝わってくる。
うーん、傑作!ホントに面白い。
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私の正しいお兄ちゃん