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71 - 80件目/全81件

  1. 評価:5.000 5.0

    背筋が伸びる

    侍魂、武士道精神を敬愛して止まないフランス人女子高生が日本社会のマナーを斬るという、なんともお茶目なキャラ設定が微笑ましい。
    一見、こんな子おれへんやろと思ってしまうけど、いや、いなくもないかもとも思う絶妙さもあります。

    実際にこんな綺麗なフランス人に自分の言動を指摘されたら、そのビジュアルと想定外の侍口調とに圧倒され、ポカンとするでしょう。
    そして圧倒されつつ、言われた内容が数秒かけて心の内にじわじわと浸透するんだろうなと想像出来て、このキャラ設定だからこそ成り立つストーリーなのだと納得しました。
    普通の人に普通に注意されると逆ギレするパターンもあるだろうけど、こんな想定外の異文化の外国人に注意されたら、恥ずかしさが増して萎縮してしまうのが、大抵の日本人の特徴だと思うので。
    そういう私達日本人の情けない性質を上手く利用してますよね。

    「武士の情け」も忘れない優しさもツボ。
    前世は日本侍ですね。
    間違いない。
    1話で2編読めるショートショート。
    背筋をピシッと正せる清涼剤の様です。

    • 3
  2. 評価:5.000 5.0

    猫だったらどうだろう

    この漫画は、凄い。
    ここ最近、これほどまでに配信を待ちわびてしまう作品には、お目にかかれていませんでした。

    誰ひとりとして絶対に避けて通る事など不可能なテーマ、死。
    小説、映画、ドキュメント、あらゆる媒体で常にスポットを当てられ続け、そこに終わりがくる事はないでしょう。
    そんな中、色々な捉え方、考えの在り方、数々の死生観を目にしてきましたが、その発想はなかった!
    もうきっと、皆さんもそうだと思いますが、まずタイトルに痺れました。
    このタイトルに惹かれて試し読みをされた方はとても多いと思います。

    最初は絵が苦手でした。
    でも読者を少しずつ少しずつ引き込んでいく様な、作品の世界観に魅了され、今ではこの絵でなくては有り得ないとまで思わされる、作家さんの力量を感じました。
    ちょっと中毒性すらあるというか。

    次はどんなエピソードなのか、どんなラストを迎えるのか、というのも当然気になりますが、勝手な妄想も広がります。

    もし、もしも、この春に逝ってしまった愛猫が何かの間違いで死役所に紛れ込んだら、職員の皆さんはどう対処してくれるだろう…とか。
    ちょっと見てみたい。
    いかにもなお役所仕事だったりして。
    でも、愛猫が望めば、私が逝くまで死役所のマスコット的な職に就かせて、待たせてはくれないでしょうか。
    いや、自分勝手な希望だな。

    • 1
  3. 評価:3.000 3.0

    夫婦漫才か

    ちょっとスマートなタイトル惹かれて読んでみました。
    今52話まで配信中です。

    ギャグ要素が大半を占めてます。
    長年のつき合いならではの、息ピッタリ夫婦漫才!の様な幼なじみ。
    残念ながらその大半の笑いのセンスが私には合わなかった…本当に残念。

    というのも笑いのセンスが自分には刺さらなかったってだけで、内容自体はいいなと感じるからです。
    幼なじみの恋という、そりゃあもう手垢まみれの設定なのに、ちゃんとオリジナリティーがあります。
    少なくともオリジナリティーを出そうという努力は随所に見られます。

    あぁ、自分の笑いのセンスとの相性さえ良ければ、☆増やすのに!
    でも実在のお笑い男女コンビも、本当におもろいのは一握りなんですよねぇ。

    • 2
  4. 評価:3.000 3.0

    苦悩と安堵

    THE・王道ラブコメ少女漫画。
    連載中、お年頃の女子にとても人気が高かったのをよく覚えてるし、話題の漫画だというので、私も途中から読みました。

    結論から言わせて頂こうと思います。
    最終回を終え連載終了が決まった時、私には開放感と安堵しかなかった。
    「おぉーやっと終わるんやー」と。

    最初は楽しく読ませてもらいました。
    ヒロインとヒーローが心通い合えば良かっただけなのに、なかなかちっとも終わらない。
    内容的には最初からトラブルやいがみ合いすれ違い、次々に波乱が巻き起こり、解決する度に心の距離も近づくのですが、また何かが起こり、話は振り出しに戻る。

    その執拗なエンドレスにさすがにおかしいと思いました。
    ハッハーン、わざと引っ張ってやがるなと感じてしまった時点でもう駄目でした。
    大人気連載であるが故に、終わらせてなるものかという、大人(編集部)の事情が作品からぷんぷん臭ってきた。
    純粋に楽しい漫画を読めたら幸せだった女子の私を冷めさせた初めての漫画でした。

    完全に商用的にとか、もっともっと売上げ伸ばしたいとか利益優先のものに成り下がってしまったと思いましたね。
    読者のもっと!って声もあったんでしょうけれど。

    無理矢理、新たな波乱を起こし続けなきゃならない作家さんも、それまでに出し尽くしちゃってるし、新たな波乱は今までの展開に少しアレンジしてるくらいで。
    ひと皮剥けば一緒やん?使い回してるやんって冷めまくりでした。
    生みの苦しみとか苦悩が如実に感じられて何だかもう、楽しくはなくなっていましたねぇ。

    当時乙女にそれ気づかれたのはまずかったと思います。
    人気が出たら長く続ける風潮は今もあるけど、必要性を感じない作品は、ここぞといういいタイミングでかっこよく終わらせて欲しいものです。
    長くても中弛みせず、読者が夢中であり続ければ、何の問題もないんですよ?
    いやーでもしつこかった。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    ファンタジーとリアル

    マメタロウ・雑種(コンプレックス)。
    まぁよく喋る犬です。
    人間には聞こえていませんが。
    純粋にかわいい。
    犬は雑種が一番かわいいと個人的には思っています。

    飼い主・郁が大好きで、郁の喜怒哀楽すべてに一生懸命つき合い、寄り添う姿がとても健気な犬らしい犬です。
    そして郁の紆余曲折にも振り回されたり自分で自分を振り回したり、とても過重労働な忙しい犬です。

    ほのぼのしたい時、しみじみ泣きたい時におすすめかと思います。
    ファンタジーな設定なのに、リアルであるべき一線を越えていないので、動物の擬人化が苦手な方にも受け入れやすいかもしれません。
    絵は最初、下手で(失礼)不安定ですが、ぐんぐん上達なさいます。

    • 0
  6. 評価:3.000 3.0

    身嗜み+

    私は基本、メイクは周囲の方々の為にする大人としての身嗜みだと考えているタイプです。
    要するにマナーで、男性のネクタイやシェービングと同様の感覚。

    この作品はそれとは真逆の、自分を好きになる為とかモチベーションを上げる為にするという主観的な内容でした。
    もちろんそういう場合も多々あります。
    メイクやネイル、ヘアセットにドレスアップ、楽しいんですよ。
    ただそういう努力とか研鑽とか頑張ってる自分って素敵でしょ?生き生きしてるでしょ、ウフフ!的な事を漫画で読みたかったかというと、それはなかったです。
    もっと実用的な内容を勝手に期待してたので、ガッカリでした。

    いや、単なる私の選択ミスです。
    自分のミスではあるんですが、ただそれを踏まえても、ヲタ用語がわからない人も読むっていう事に配慮して欲しかったかな。
    ※とかで説明して下さいよ笑。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    儚く美しい「光」達

    「少女」でも「女性」でもない頃、そんな瞬間を刹那に描かれている良作品。
    過ぎてみれば本当に一瞬で、あの頃は良かった…などと振り返ったりするけど、その真っ只中にいる間は悩み苦しむ女の子がほとんどだろうと思います。
    そんな女の子達をとても良く捉えていて、引き込まれました。

    冒頭から中間くらいまでは、登場人物それぞれの闇が深そうで心をザワザワさせられますが、その後一気に展開して、タイトルの意味がしみじみきます。
    「閃光」でも「閃光少女」でもなく、カタカナで「センコウガール」なのが作中の重い部分を爽やかにしてくれていて、バランスがいいですね。

    民子がとにかくキレイで眩しい。
    キラキラして瑞々しくて、なのに儚げで。
    ずっとそう感じながら読み進めてたら、このラスト。
    ああ、だからこんなにも美しく儚く、作中に存在していたのかと、胸が痛くなりました。

    そしてそれまで、たいして魅力的ではなかった他の登場人物達も、民子と関わる事で次第にキラキラと閃光を放ち出す、作家さんのその表現力を素晴らしいと思いました。

    父の法要の度に説法をいただくのですが、故人を度々思い出し、話題にするのが大切なのだと。
    この女の子達もそうであって欲しいです。
    亡くなった彼女達の輝いてた姿を思い出しながら、ずっとキラキラしていて欲しいです。

    • 1
  8. 評価:2.000 2.0

    何の為?

    この設定で2話完結は無理があるんじゃないでしょうか。
    読み手は何を捉えればいいのか。

    なぜ1万年以上も生きられるのが彼女だけなのか、その様なバックグラウンドがないと感情移入は出来なかったです。

    もう少し長めの構成でエピソードを紡いでもらえないと物足りないですね。
    ある意味ちっとも完結してないお話です。
    まぁ、かといってダラダラ長いだけのお話もキツいけど。
    この構成なら多種多様に広げられるのに、残念です。

    • 1
  9. 評価:1.000 1.0

    無理でした

    高校生くらいの頃、こんな淡い恋をした事もあったなぁと懐かしくなりました。
    ただそれだけです。

    最初のきっかけも、仲良くなる過程も、意識し始める理由も全部ありきたり過ぎてベタですね。
    主人公が次にどんな台詞を言うのかまで、ことごとくわかってしまって、それだと読む意義がなくなっちゃいます。

    高校生が考えた、というのなら許しましょう。
    そして中高生までの子達が読むのにはいいと思います。
    汚れた大人には無理でした。
    ごめんなさい。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    世界観が好き

    めちゃマガ金曜連載のショート漫画が好きで飛んできました。
    この作家さんの世界観は好きです。

    ホラーなのかファンタジーなのかどっちやねんという作品が蔓延してるなかで、この作家さんはパキッときちんとホラーを描かれてます。
    ショート漫画を描かれてるからか、ムダな描写がなくて、でもちゃんと怖さもあります。

    1度、長編も読んでみたいですね。

    • 0
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