白石頼さんの投稿一覧

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評価5 20% 5
評価4 28% 7
評価3 16% 4
評価2 28% 7
評価1 8% 2
11 - 19件目/全19件
  1. 評価:4.000 4.0

    ほっこり、でもしっかり。

    絵柄のポップさと4コマで淡々と進む構成のシンプルさに侮ってはいけません。組織で働く人間にとってついつい忘れがちで、でもとても大事なエッセンスをぎゅっと詰め込んだ作品でした。

    登場人物全員に満遍なくフォーカスもされ、広告社としての組織図を垣間見られたのもさることながら、しっかりベースの作られた人物像なので感情移入もすんなりできました。
    さらに、みんなそれぞれ欠点もあるけれどいい人なのでみんなを応援したくなるんです。結局は【人】なんですよね。

    これからもたまに読み返したくなる素敵な作品でした。

    • 7
  2. 評価:4.000 4.0

    好き嫌いは分かれそうだけど、私は好き。

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    独特な絵柄や特徴あるナレーションの台詞回しなど、確かにややクセの強い作風ではあるかもしれません。
    ですが、現代を悩みながら生きる少年少女から大人まで、すべての人の心にガツンと「生きるとは?」「しっかりと生を生きているか?」と問いかけてくれる、重厚な小説のような作品です。
    私は何度も読み返してはセイやトモ、名もない登場人物たちに想いを馳せています。流し読みではもったいないですよ!しっかりと時間を取って向き合うべき作品だと思います。

    • 2
  3. 評価:4.000 4.0

    面白い!

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    表紙からして少しレトロな作品なのかな?なんて先入観を抱いてしまいましたが、ごめんなさい!!
    面白い作品は時代に関係なく面白いんだと気づかせてくれた作品で、一気に最後まで読んでしまいました。
    オムニバス形式で進むストーリーですが、どの作品にも作者先生の、人への深い愛情を感じます。
    話の主軸が呪殺というおどろおどろしいものということを忘れてしまえる程、登場人物みんなが(お人形さんのマリーちゃんや黒猫さんも含め)とても人道的で魅力的です。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    ミステリと侮るなかれ

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    久能整くんの台詞、現代を生きる人達にはハッとさせられる言葉の連続です。
    それでいて決して高慢だとか説教くさいというものでもなく、整くんの口調と一緒でとても静かに染み込んでくるような感覚。
    その言葉の重さは自己啓発本と勘違いしてくるほど、なのに、事件が起きて、解決して、(これはやっぱりミステリじゃん!と思うほどミステリー)それだけでなくヒューマンドラマであって、泣かせてくれて…
    たったひとつの作品で登場人物もそれほど多くないのにこんなにも心を動かされる作品は初めてです。


    コマ割りの中時折出てくる黒バックの犯人の名前、
    話の終わりに出てくる台詞かるた、

    どんな意味があるんだろう…ひとつひとつ丁寧に集めながら続きを待ち望んでいます。

    • 1
  5. 評価:2.000 2.0

    サイコ女な美月がマジで怖い

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    タイトルで言い切ってしまった感じもしますが(笑)。

    いえ、メインはいちこ&おとや夫婦なのです。その2人もひと癖ふた癖あって、なんか、この夫婦の価値観て難しいなぁ、こういう考えが市民権を得ることは難しいんだろうなぁとか思います。
    【家の中では恋愛しない、風紀が乱れるから】とか。
    え、じゃ結婚に至るまで恋愛してないの、風紀乱れてないの、ていうかなんでそんなルールを夫に押し付けておいて今更欲情してんの、と、、、

    いちこちゃんやおとやさんは尊敬できる部分も沢山あるものの、なんだか私は人としてあんまり好きになれませんでした。

    そして美月さん。
    結婚しても、子どもがいても、自分がいちばんなひと。
    わかります、わかりますよ。
    「〇〇さんの奥様」でも「〇〇くんのママ」でもなく、ひとりの女性として存在したいんですよね。求められたい、認められたいんですよね。

    でも、して欲しいことばっかりで、自分最優先じゃないと駄目で、この人何の努力もしてないなと思ってしまいました。
    努力はしてるんでしょうが、なんとも的外れというか…挙げ句刃傷沙汰。
    むしろ下手だろうがヌルヌルする液体使ってでも頑張ってくれてる旦那さんめっちゃいい人やん。涙

    タイトルで言い切ったつもりが、ダラダラと書いてしまいました。

    • 7
  6. 評価:2.000 2.0

    いちいちリアリティに欠ける

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    リアリティに欠けるの一言です。
    いや、これまでの話の中で前半はすれ違う夫婦の温度差やその中で生まれる不安、焦燥、猜疑心、登場人物一人ひとりの感情の機微がむしろとてつもなくリアルで引き込まれたのですが、、、
    蓋を開ければ完全な悪役が1人いただけだった、となり、私の中では一気にテンションが下がった感が否めません。

    いつのまにか旦那さんも被害者面してますが、いや確かにある意味では被害者なんでしょうけど、それを差し引いても前半戦でどれだけ文を傷つけて不安にさせたか…夫婦2人の再生?もしくはお互いがそれぞれの道を模索するストーリーなのかと思って読み進めてきましたが、なんか、うーん…個人的にはこういうことじゃないんだよなぁ…という感じ(笑)。

    • 45
  7. 評価:5.000 5.0

    すごい作品

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    話の流れというよりも、日常会話のやりとりや一人ひとりの感情の機微などがとても細やかで、まるでそこに生きているように感じます。だからこそ読んでいて純の涙にこちらもウッ…となったり、真山さんと一緒になってソワソワしたり、落ち込んだり、怒ったり…刺さる瞬間が本当に沢山ある…すごい作品です。
    そして純には心から【愛を誓います!】と言える人と幸せになってもらいたいなぁ。

    • 6
  8. 評価:2.000 2.0

    続編になって

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    前作(あれで終わりなのかな?)を読んで、続編?も出てたので拝読しました。
    これは全く別の話、別の夫婦の話として読んだ方がいいんでしょうか?なんだかお互い改心してめでたしめでたしだったとしても、あまりにもメインの夫婦のキャラが変わってしまっていて矛盾点にばかり気を取られてしまって。
    読んでいて、作品にというよりもそれ以前の部分であまり納得できませんでした。

    • 0
  9. 評価:3.000 3.0

    難しい…

    私自身も職業柄減量と体型の維持を強いられ続けてきたので、【自分に呪いをかけた状態】というのがよくわかります。
    行き過ぎたダイエットの結果、父に片手で簡単に持ち上げられてしまいそれがお互いにショックで(なんか、飼い犬みたいで笑)少しずつダイエットの呪縛から自分を遠ざようとしてる感じです。それでも10年かかってますし、いまだに完治!健康!とは思えないですけどね。
    根底にあるのは、いくら親が、周りが心配してもまだまだ世間の風潮である【痩せている=美しい】ということ。
    そんな世の中に生きていながら自分を許す、自分を受け入れるってことは人生をかけても相当難しいことなんじゃないかなと、最近になってよく思います。

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