5.0
京都の和菓子屋の三姉妹の話
三姉妹の恋愛をメインに人間関係を描いています。いろんなところで2重以上に張り巡らせてあり、内容を深めるための置き換えエピソードがあって飽きさせない。
最後までとても楽しく読めました。
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594位 ?
三姉妹の恋愛をメインに人間関係を描いています。いろんなところで2重以上に張り巡らせてあり、内容を深めるための置き換えエピソードがあって飽きさせない。
最後までとても楽しく読めました。
競走馬を生産している渡会牧場にひょんな事から拾われた久世駿平。渡会牧場の四姉妹との恋愛(正確にはそのうち二人)と、競走馬を生産者側からの目線で描いたその二つを柱とした作品です。
とにかく読み飽きない。
これだけ丁寧に人間関係(キャラクターの設定)が出来ている作品は少ないと思います。 なんと言っても各キャラが魅力的です。
今からすると常識的なことや少し古い内容に感じる部分はあるけれど、このマンガからたくさん勉強しました。
改めて読み直しましたが、とてもいいマンガだと思います。
無理して周りに合わせていた(空気読む)自分に決別しようとする話。
何も決断しないと結果的に物事は全部受け身になるわけだけど、そこで思い切り、決断することで選択肢が増える。その決断には責任がついてくるからなかなか決断しにくいのだけど、責任は自分がとると思いきればその責任も結構楽しい。
そんなマンガ。
ちなみに個人的には「空気を読む」と「人の顔色をうかがう」はほんとは違って、前者はとても大事なことだと思います。本編の「空気を読む」は「人の顔色をうかがう」として読み替えて読みました。
他の作品でも言えますが、この作品は特に、無料分で判断できるのは、自分にとってこの絵が受け付けるか受け付けないかぐらい。序盤で止めるのと、最後まで読み込むのと、全く真逆の評価になると思います。
日常生活のあるある、意識している訳じゃないんだろうけどやらなきゃいけないことから逃げたい気持ちと行動、そこに気がついたけどじゃあそこからどうやって向かい合えばいいかわからず立ち止まってしまうジレンマをとても上手く描いています。
最近の作品にありがちに見えて、全然そんなことの無い、斬新な作品。
マンガ設定を極端に強くしているパイセンが上手く話を進めるポイントになっていてサクサク読めます。
私はオススメです。
但し、2点が強く引っ掛かりました。
不妊治療のスタートの頃の旦那のセリフ「俺は昔に他の女で前科があるから原因はアイツ」的な表現は本当に必要だったのか。
もちろん流産や他の原因かもしれないけれど「俺は自分の子供は持てないのかな」というセリフと相まって以前に別の女性に対して堕胎させているように読み取ってしまった。「前科」って表現だから。なので全編で、旦那の横柄部分とこのセリフがリンクしてしまい同調しにくかったです。
もう1点は、怪しげな不妊治療に大金をかけているのに西洋医学の不妊治療には、高額だからと比較的あっさり(少なくとも作中では)諦めている点。高額な費用で諦めるのは理解できますが、作中の費用のかけ方のチグハグ感。
自分には共感よりも嫌な気持ちになる部分の方が多かったです。
主人公は独身です。
どうみても昔、某ステーキチェーン、へ◯ッハ◯ランチであった事件がモデル。
閉店間際のひとり来店女性客を早めに店舗シャッターを閉めた店内で睡眠薬を使用し眠らせて拉致、車で運んでシャッターガレージで暴行。ここまではニュースで報道されていた内容とそのまま同じ。人肉を食べる部分は創作で追加。
ちなみに話は戻りますが、何処にブラックな主婦が出てくるのか。2度読み直しましたがわかりませんでした。
相続人が生きている間の相続放棄は出来ないのに「相続放棄の手続きは取った」のセリフ。この間違いを鵜呑みにしてしまう人がいるとよくないと思いました。
結果として、最後の胸の再生の話も上の件があるのでどこまで調べて信憑性があるのかと言う疑念も残ってしまった。
これはズボラとかではない
それ以前の別の何か
食材がそれだから衛生面で不潔に感じた
レシピは画期的です
真似しようとは思えない方向に
全般、丁寧に描かれてて悪くない作品だと思います。下ネタも無く、単純に発達障害の理解用に読んでもいいような作品でした。
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