5.0
沙織さんの安心感
タイムトリップしてきたものの,
意外と順応する光源氏(と頭中将).
現代の方々も,動揺せずいいように解釈.
その中にあって,沙織さんの至極まっとうな感覚に,どこか安心します.
こういう人がいるから,うまく回るんだなぁ…楽しめます.
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5619位 ?
タイムトリップしてきたものの,
意外と順応する光源氏(と頭中将).
現代の方々も,動揺せずいいように解釈.
その中にあって,沙織さんの至極まっとうな感覚に,どこか安心します.
こういう人がいるから,うまく回るんだなぁ…楽しめます.
どのキャラも立っていていいです!
特に三郎さん。脇役以上の存在感で、この、全編通じて安定のいい男感は、なんなんでしょう(褒めてます)!どこか、「イシュタルの娘」の真田幸村と重なってくるんだなー。ちょっと浮世離れしたダニーとはまた違うタイプ。
そして、最後のシーンで思うのです、大暴れする志乃さんを、応援して見守る彼の立ち位置が、読んでるわれわれなんだな、と。あーきっと、連載当時人気だったでしょうねー。
皆さん書かれてますが,主人公の態度が,無コントロール状態で嫌になる.
浮気相手の描写,友達へ愚痴を言ったときの感想,旦那さん公開処刑…
「あの時は,尋常でない態度に出るほど,傷ついた」ことを示したいのかな.
「自分は被害者」というベースからくる,強烈で下品な自己正当化.そこに辟易しました.
主人公,
「自分が望む反応を,相手にしてほしい,相手を制御したい」
強い欲を感じます(内田春菊のマンガにいるな).
浮気相手が再連絡してきたとき(旦那さんは誘いに乗り気でない)の反応は
もう,いちゃもんづけとしか思えない.そのくらい,よく分からなかったけど
相手に望む反応(そのストライクゾーン狭め)しかしてほしくない人なんだとすると
辻褄があう気がする.
だから,その主人公が最後に語る達観が,全然説得力ない.そこまでの話のどこと結びついてんのよ!
あと,ナチュラルに人に頼りすぎだ.
実母への150万円借(+探偵リストアップ作業)も,義母に戸籍謄本も.
旦那さんに探偵費用をさらりと払わせることにしているし.
そこでも不愉快なタイプだ.
ところで作者が,こうした主人公の印象づけに
無自覚であるように思えない.
走っているストーリーと同時に,
主人公に対して反発させたいんだとしたら…それならスゴイ
農業高校…というか,農業あるあるで楽しめます.
チャラそうにみえる生徒が皆,自分の分野(だいたい実家の作物や部門)にさらりと誇りをもって,そこにはマニアックなほどに知識と探究心があるのがいいです.だからこそ,実家が農家でない主人公がコンプレックスを持つんだけど.
こんな中にいたら絶対スレないよねーと思わせる,安心感があります.
皆幸せになってほしいなぁ、と祈るラストです、が…
保育園ママは、もっと強いよ。そんなに群れるかな。全て知る、話せるかどうかで、そう動揺するかな。「ママ友は自分の友達じゃない、子供の友達のお母さん」だってよくわかってる。
そして人との繋がりなら、職場にもいるしね。この作品で、ゆきちゃんが頼ることのできる職場の人がいなかったのが、不思議です。
痛快です.たんに「成敗!」となるだけでなく,
その場にその男に(時に女に),ぴったりの言葉が投げかけられるからなんだと思う.
円が処女だと聞いて「そんなんでいつもえらそうにしていたの!」と驚く市来くん.
そこに円の返し,「自分の価値が男にチ〇コいれてもらうことで決まるとも思わないから」
あれはいいですね.なんて地に足ついた言葉なんだ.
独身三人のお話も楽しいですが,個人的には,ゆうちゃんの言葉が
一つ一つ,深みがあって身に染みます(番外編となっていますが).
育児が大変だと話す妻に,「それなら俺が主夫やろうか,その分,一生仕事やる覚悟はあるのか」と迫る夫.
普通ならここで,ぐっと言い返さず妻に不満がたまる場面なんでしょう.でも,これは違う.
妻が「詭弁をいうな」と言い返す.夫が,仕事をやめて家事育児本気でやるつもりない,その能力もないと見抜いているから.
なのに実現しっこない仮定をもちだして….
そうだ,この言葉を,私は探していたんだ.
世の理不尽さにもやもやとしているみなさん,
ここには,たくさんの武器がつまっています.
自分のものとして,生きやすく生きていこう!
主人公のまっすぐさ,生真面目さに,だんなさんの心もほぐれていく…と
読ませたいのかな〜とは思いますが,
いや,主人公,単に幼いから,それ!
自分が何かをくみとるのではなく
「私は素直さからストレートに質問するから,あなた答えて下さい」という,
強引な押しにみえる.
なんだか,主人公が一方的で,単調なんだなぁ… 深みが感じられなくて,
私は,続話購入はもういいやって気分です.
いやーもう、やらかしてくれます、いい意味で。
いたずらにシリアスな凄みのある元ヤクザの主人公が、
家事に突撃、それも本気出して。
時々匂うヤクザ風テイストと
家事のミスマッチがたまんないです。
あと、自分も家事に手抜きすまいと
襟を正しました。
女子達の周りに出没する,ムカつく人々.
数話で解決つくので安心して見ることができます.某TV番組「スカッと〇〇!」のようなものかな.
モラハラ夫の浮気を突き止めるところは,某掲示版「大手〇町」をみているよう…
ムカつく人々がそのままのさばらないのは痛快ですし,
主人公らが彼らのことも,とことんまで追い詰めない(時もある)ところは,
マンガマンガしてなくていいなあ,と思うのですが,
なんだろう,「溜飲が下がった」と酔いきれない自分がいます.
懲らしめる主人公側も,若々しい正義だなぁ,というか…
いや実際,お若いのですよね.
カラッと,すっきりしたい時にはおすすめです.
でも,人の考え方や,妙な人との距離感に,じっくりと思い巡らしたいときには,
これでは物足りないかな.
なんて濃いんでしょう。ミステリとして読む者を戦慄させ、犯人推理に夢中にさせる。それだけで終わらず、弱い立場の人に寄り添う発想の大逆点が、久能くんの言葉として随所に散りばめられてる。「なぜいじめられる側が逃げなきゃいけない?」盲点でした。こんな光る言葉が、どのタイミングで出てくるか分からない。流し読みなんて不可能な、稀有なマンガです。
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