3.0
不妊に関してリアルな感じ
不妊が原因で(?)夫から離婚を切り出されたヒロインに対して、社内の後輩くんが自分との子どもができたら結婚してほしいと提案してきます。
仕事のキャリア、妊活、夫婦間の軋轢など、現実の生活の中でもありそうな問題が山積しているお話で、とても興味深く読み応えがあります。
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47位 ?
不妊が原因で(?)夫から離婚を切り出されたヒロインに対して、社内の後輩くんが自分との子どもができたら結婚してほしいと提案してきます。
仕事のキャリア、妊活、夫婦間の軋轢など、現実の生活の中でもありそうな問題が山積しているお話で、とても興味深く読み応えがあります。
子どものころから母親は自分を捨てて出て行ったと思っていたヒロイン椿は、ある経験をきっかけに人前で笑顔になることができなくなっていた。
そんな彼女に自分が富豪の血筋であることや母が自分を捨てたわけではないことや父の死など様々な試練が降りかかる。
そして彼女を支える(ともに生きる?)のが、自分の血筋の富豪の家の養子で彼女のお婿さん候補である湊と斗真。
椿はどちらを選ぶのか、また心から笑えるようになるのかを見守りたい。
離婚した元夫婦が復縁する(?)までのお話です。
入社してすぐに同期同士で結婚した梨々子と小野はお互いに励まし合いながら仕事を頑張ってきたものの、どんどん力をつけていく小野に対して梨々子は徐々に劣等感を抱くようになり(嫌いになったわけではない)、逃げるように出ていき離婚しました。
それから4年、仕事の上で再会。梨々子に未練たっぷりの小野は何とかヨリを戻したいと頑張る・・というところまで読んでいます。
早くヨリを戻せばいいのにと思いつつ、2人の両片想いのような状況も楽しみながら読める作品です。
この作家さんのお話は多々読んでいますが、これはちょっと毛色が違う面もあります。
生まれつき体が弱い美少女雛と名家の跡取りではあるが愛人の子である10歳年上の悠生のお話。
雛が成長とともに時折見せる女の部分がこのお話の中に出てくる桃とともにお話の肝のようなところがあります。
本筋とは違うのですが、登場人物の名前は日本人名のわりに、そこここに別の国の感じが滲み出ていて、あまり入っていけませんでした。
砂時計は芦原先生を初めて知った作品でした。
もう何年も前にテレビドラマ化されたときに毎回楽しみに視聴していました。そこから単行本を購入しました。
単行本は実家においてあるので、今回改めてこちらのサイトで読んでいます。
ドラマ化をきっかけに作品を知るということもあるので、今問題となっているドラマ化がすべてダメだとは言えないとは思います。
ただ、それはドラマが原作者の意向に沿ったものであること、たとえ変わる部分があったとしてもそれは原作者の合意があって成り立つ話でないといけないと考えます。
私は報道されていることしかわかりませんが、芦原先生のお気持ちを考えると言葉になりません。
先生のお心が今は安らかであることを願います。
とにかく夫がクズです。世間的には完璧(?)を演じているけれど、妻が赤ちゃんを流産した日のことは覚えていない(その日も浮気中で連絡たつかなかった)上に、出張と偽って朝からホテルに行きその行為を録画しているような男です。
奥さんは復讐と決めたようですが、さっさと縁を切って再スタートの方が精神衛生上よいのではないかなと個人的には思います。まあ、鉄拳制裁がどんな感じになっていくのかを見るのも興味深いですが。
内緒の社内恋愛の彼がいつの間にか(?)同僚と付き合っていた!という衝撃の事実を知ったヒロインのやけ酒(実は酒癖が悪い)に偶然つきあってくれたイケメンが後日上司として配属されてきたうえに、「あの日一緒に婚姻届けを出したじゃない」みたいなノリで接してくるという何とも奇想天外なお話が展開していきます。
とにもかくにも上司のノリがいいです。もちろんノリだけではない深い何かがあるのだろうなとは思いますが、その辺も楽しみにしつつ、真面目で頑張っているヒロイン真央の幸せを願いたいと思います。
5年間同棲していた彼の浮気現場に遭遇して挙句「おまえはもういらない」と言われたヒロイン美緒を会社のハイスペックな後輩深瀬が助けてくれた上に自分のところに住めばいいと優しく接してくれるというところから展開していくお話です。
独り言で「美緒お姉ちゃん」と言っているようなところから、幼少期に何かしらの接点があったよう。
あとは、いろいろなことがわかりつつ恋愛関係になっていくんだろうなと思われます。
出会いがしらのような感じで結婚というワードが出てくる2人でどうなることかと思い読み始めましたが、2人それぞれの現在に至るまでの経緯や家族との繋がりなどが少しずつ深く丁寧に描かれていたところがとてもよかったです。それに、作中のパンがどれもおいしそうで、そういったことも含めてきちんと描かれている作品だと思いました。
そんなすてきな作品なのに、もう芦原先生の新たな作品を読むことができないなんて言葉では言い表せないくらい残念で悔しいです。
ただただ先生のご冥福をお祈りいたします。
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結婚は予定日のあと