5310582さんの投稿一覧

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31 - 40件目/全45件
  1. 評価:5.000 5.0

    違和感があるのは方言ぐらい

    ハードボイルド作家によるよく練れた原作と、女性を魅力的に描く力のある漫画家のコラボで読みごたえ十分の作品に仕上がっている。話の流れも秋田に住んでいる私が読んでもほとんど違和感がない。惜しまれるのはせいぜい雪人の方言ぐらいか。一人称が「わ」とか津軽弁だよ(^-^;

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    「復讐」とはちょっと違う気がするが…

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    夫の母の介護のために会社を辞めてまで献身的に尽くしてきたのに、夫に浮気をされ、自殺をしかけるほど苦しむ妻。しかし、母の遺言により、巨額の遺産は全て自分のものになり…というところまではまあありきたりな話っぽいが、謎の彫り師が絡むだけで、こんな意外な展開になるとは面白い。ただ、「復讐」というのはちょっと違う気がする。どちらかといえば、夫は「因果応報」というか「自業自得」というか…

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    仙人モード

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    オタクである自分と仲良くしていたせいでいじめられ、深く相手を傷付けてしまった、という勘違いがきっかけで、どんなにきれいな女の子を目の前にしても心を動かすことがないように自分の心に鍵をかける「仙人モード」に突入してしまった山田くん。でも、実際のその相手は、山田くんの「自分を変えられるのは自分だけ」という一言に励まされて、その山田くんに何とかお礼が言いたい一心で、ついにはミス帝大にまで登り詰めるという驚きの話。
    とにかく、山田くんの一言で生まれかわり、本当にまっすぐに進むよしのちゃんが魅力的。あとは、どうやって、山田くんの「仙人モード」を攻略するか、だが…楽しみだ。
    あと、脇役ではあるが、真琴ちゃんも魅力的だな。何とも切ない話だが、よしのを裏切らなかったという点が何より良かった

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    タイトルが全てのお役立ち本

    片付けが苦手なのに、いざ片付けようとすると完璧主義に陥って結局何も片付かない。そういう人は私に限らずたくさんいるんじゃないかと思う。そういう人向けに、頑張らないことの大切さと、どう頑張らずに部屋を片付けるかという創意工夫、アイデアを次々と与えてくれる作者に強い感銘を受けました。惜しまれるのは、実は、私の部屋はまだ片付いてないことかな(苦笑)

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    距離感を間違えないことの大切さ

    子供同士が仲良しだからといって、その親同士もガッツリ仲良しであろうとすることがそもそも間違いだということなのだろう。そもそも、子育てというものは何かとストレスがたまるものだし、そもそも人間関係構築は難しいもの。こじれると本当に面倒なことになりかねない。付かず離れずいい距離感を保って付き合うことの大切さを痛感した。そういう複雑な人間関係のあり方を複眼的にとらえてうまく表現できている作品だと思う

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  6. 評価:5.000 5.0

    信頼できるプロに巡り会えた幸せ

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    保健室の先生、校長先生、小児科医…とにかく登場人物の中のプロフェッショナルたちの仕事ぶりが見事としか言いようがない。色々あったのだろうけど、クラスメートもママ友もとても協力的。こんなにうまく行くものだろうか、という疑問はあるが、こういうのが当たり前になって欲しいとは思う。そして、それでも克服まで半年以上を要し、一進一退だったことにも着目しておきたい。焦っちゃだめ!

    • 4
  7. 評価:5.000 5.0

    満たされない気持ち

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    体だけが目当ての男と、金だけが目当ての女が、ひょんなことから本気で相手と恋に落ちたら、かえって自らの立ち位置を見失って戸惑うことになってしまった…
    私はそんな恋には縁が無いが(苦笑)幸せなはずなのに、何故か気持ちが満たされないというもどかしさはよく分かる。幸せって、何なんだろうね。
    周囲の登場人物の描写も丁寧で読みごたえはかなりある。
    それにしても、こんなに一気に読み進めてしまうとは自分でも意外だった。とにかく読んでいて刺さる物語だ

    • 3
  8. 評価:5.000 5.0

    仕事選びの大切さ

    職業に貴賤なんかないし、どんな仕事でも大変なことには変わらない。ただ、自分で納得して選んだ仕事なら、辛くても乗り越えられる。パートの仕事であっても、その最初の仕事選びが大切なんだということがよく伝わってくる。
    この作者の作品を読むのはこれが3本目だが、とにかく読んでいて嫌な気分にならない、本質的な悪役はいないし、どの立場の人にも共感できるように描かれているのがいいと思う

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    本当のことなんて、分からない

    ママ友という微妙で壊れやすい関係性に焦点を当てた群像劇。本当のことなんて、誰にも分からないけど、分からないということを分かった上で、心地よい関係性を模索する必要があるんだろうなあ。色々考えさせられる話でした。
    この作者、レタスクラブという雑誌としては異端の作品を出しているようですが、読んでいて嫌な気持ちにはならない範囲で「本音」を描く塩梅がとても上手だなと感心しています

    • 15
  10. 評価:5.000 5.0

    「ミギー」に尽きる

    30年以上前に描かれた作品なので現在の状況とずれている部分はどうしても否めないが、人間というものについて考えるにはうってつけの作品だと思う。
    中でも主人公の右手に寄生し奇妙な共同生活を送ることになった「ミギー」のキャラクターは絶妙で実に興味深い。アニメ化もされているが、そちらもお薦め(ただ、原作発表から間が開いたので、時代に合わせるために相当改変されているが、それを含めてうまくできている)

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