4.0
懐かしい作品です
ベルばらの前に、
かかれた作品だと思いますが、
池田先生のお得意分野の
ヨーロッパ調作品です。
苦手な人は苦手かもしれませんが、
よむとはまります。
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2925位 ?
ベルばらの前に、
かかれた作品だと思いますが、
池田先生のお得意分野の
ヨーロッパ調作品です。
苦手な人は苦手かもしれませんが、
よむとはまります。
最後に号泣、涙がしばらくとまらず、呆然としていたことをおもいだします。こんな作品はあとにも先にも、バナナフィッシュしかありません。何十年たったいまでも、図書館のなかでほほえみを浮かべ命たえたアッシュの最後に胸をつかまれる思いがします。吉田秋生は天才です。
円城寺マジック、というのか、王道の兄妹間恋愛話をこれだけ深みがある話にしていまうのは、すごいですね。孤独のなかに家族を求める思いを考えさせられます。特にセリフ作りが秀逸。また、はまりました。
「世界中がひっくり返っても、あいつは俺を裏切らない」
30年以上前に仲の良かった男性の同僚から聞いたことばです。一途で純粋で相手を思いやる気持ちをもっていた彼女はまっすぐな思いで彼とつきあっていましたが、実は彼の気持ちは他の女性にありました。(←けっして二股ではありません)。最終的に、彼は彼女が自分にとって最も必要な女性だったことに気づき、すでに彼を諦め、失意の中でお見合いをし、他の男性と婚約をしていた彼女にプロポーズをして、結婚をしました。そのすぐあとに友人として飲みに行き、「どうして彼女と最終的に結婚したの?」と聞いたときに、彼が言った言葉です。
ドラマでの評判をきき、原作を読んでみたくなり、少女漫画を40年ぶりに読んでみましたが、
あのとき、彼が彼女を最終的に選んだ、心理の変化が、こうだったんだろうな、、という思いとともに重なりました。
自分の好きだという思いだけを押し付けるのではなく、謙虚に、それでいて素直にまっすぐに気持ちを伝えてくる女性に男性って弱いものです。
「この女を失ったら、他には俺には現れない、と気がついたんだよ」
と笑顔で言っていたことが、年月重ねた今でもおもいだされます。
この物語を読んだ皆さんは、こんなこと少女漫画の世界だけ、と思われるかもしれませんが、
年齢重ねた私からみると、誰にでも出会うことができる普遍的なラブストーリーです。
医者と看護師という職業の関係は、あくまでも少女漫画の世界ではありますが、
二人の関係性の変化は、すぐそこにでもある、実現できるお話です。
ちなみに、その同僚は、30年たった今でも彼女ととても仲良く暮らしています。
そういう意味で、とっても、奥深いみどころある作品だと思いました、
この作品を読む方が、この作品のような本当に素敵な恋愛ができるようにと思い、
昔々のお話を書かせていただきました。
きっと、このレビュー書いている中で最年長者ですね(^^)
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おにいさまへ…