5.0
言うまでもなく★5
鬼滅の刃を読んで家族や仲間の有り難みという少年ジャンプの王道を改めて学ばせてもらいました。悪い鬼にも善良だった過去があるという勧善懲悪を押し付けない懐の深さも感じます。
鬼の王の回で鬼化した炭治郎が無惨を超えた最強の存在になるかと思わされた矢先、禰豆子や鬼殺隊の声と手が連れ戻してくれるのに目頭が熱くなりました。鬼舞辻無惨と炭治郎の差はこれだったんだと。自分から他者を遠ざけ孤高の絶対王に君臨したものの結局負けてしまったのは、誰かと繫がるという最も大事な要素が欠けていたから。自分の弱さを認めようとしなかったから。それは珠世が「あの男は臆病者」と最初から見抜いていましたね。人間の世も鬼の世界も行き着く先は己を知る者か否かなんだと思います。
アニメも引き続き楽しみに視聴します。吾峠先生お疲れ様でした。
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鬼滅の刃