カウンセラーの私生活なんてどうでもいい
ルミンさんが善人でも悪人でも関係ない
…そうだよね、自分にとっては偽薬だろうと確かに「救われた」感があったんだから。
そう考えると、結局はルミンすらも大衆にとってはただの消耗品でしかない。
ルミンの被害者の苦しみや悲しみなんて、なおさらどうでもいいのではないか。
ここでもし彼女がカミングアウトしたところで、「えっそうなんだー」で終わりだろう。それどころか距離を置かれるかもしれない。「あの人本心を隠して私たちやルミンさんに近づいてたの、こわーい」って。
だからルミンのような存在は、決していなくなることも、罰されることもない。劇薬だが確かに一部の人には役に立つからだ。
それにサロンに集っていた4桁もの数の人々の「幸せ」と数人の「不幸」、大衆は、社会は、どちらをより重んじ優先するだろうか?
絶対に前者だろう。
だから彼女は何度でもカムバックする。
怖すぎる。
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怖いトモダチ
010話
真実/1年後――/あとがき