5.0
この期に及んでまだ「作戦?」とか言っちゃう鯉登くんはカワイイし、この状況でも杉元を見捨てない月島さんの律儀さも好き。
でもなんと言っても、チカパシから銃を取り上げずに、そのまま支えて撃たせた谷垣ニシパの懐の深さと度胸が一番大好きだー。
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204位 ?
この期に及んでまだ「作戦?」とか言っちゃう鯉登くんはカワイイし、この状況でも杉元を見捨てない月島さんの律儀さも好き。
でもなんと言っても、チカパシから銃を取り上げずに、そのまま支えて撃たせた谷垣ニシパの懐の深さと度胸が一番大好きだー。
鯉登パパ…そういうの「利用した」って言うんだよ…
少なくともあなたの息子さんは自分で志願して軍人になり出世を目指している(んだよね?)。
でもアシリパちゃんはアイヌの武装蜂起なんて考えてない。
この溝は深いなぁ。
娘はあんなにも父親を慕っていたのに、父親は娘を偶像として利用することしか考えていなかったなんて…
赤の他人の杉元がアシリパちゃんのために怒ってくれたこと、アシリパちゃんがそういう人と出会えたことが、せめてもの救いか。
出会えていなかったらアシリパちゃんはどうなっていたかと思うと、怖い話だ。
牛山さんがいい男すぎる…
なんでこの方が監獄に入っていたのか分からなくなってきちゃった、凶悪犯のはずなのにw
いろいろな意味でぞーっとした。
お銀の最期ではない、赤ちゃんの扱いについて。
当然連れていくはずもないとは思っていたが、鶴見中尉の言う「信頼できる人間」がまさかのおばあちゃん?!
企みあってのことにしても、それでもフチという選択肢がスルッと出てきた鶴見中尉・・・
「今でさえ手に負えない」とほほ笑んで赤ちゃんを抱く姿には、なんかすごい母性さえ感じられた。
そんな鶴見中尉の、懐の深い悪人っぷり(どう見ても善人じゃないでしょ!)、その矛盾にゾクッとした。
この矛盾、残酷と慈悲が、鶴見中尉の色気の源なんだろうな。
付き合いたい男、一夜を共にしたい男、友として共に戦いたい男、あるいは敵として戦いたい男はたくさんいるけど、
夫にするなら谷垣源次郎一択。
この回で惚れたわ。
チ〇ポ先生も捨てがたいけど、毎日毎晩襲われるのはツライからねw
意外とこういう話、よくある気がする。
恋人の片方が、「生きてほしい」と言づけて死んでいくけど、
相手もまた「あなたのいない人生(幸せ)などあり得ない」と後を追う話。
また、恋心を貫いた結果、片方は死に、片方は生へと突き動かされていくシーンは、
夏目漱石の「こころ」を思わせる。
あの行為は、ニコと亜弓にとって、共通の愛する人を弔う葬儀だったように感じた。
そうすることでやっと悲しめて、そしてそれぞれの道へ、それぞれの死へと歩き出す。
ニコは「もう一人の卯月」と最後に愛を交わし、笑顔で人生に幕を下ろした。
亜弓は、卯月とニコにもらった言葉と愛を支えに生きていくだろう。
もうどんな心ない言葉も、彼女を傷つけることはない。
切ないが、決してバッドエンドではない。
これぞまさに「神回」でしょう。
この短さ、このシンプルさで、語り尽くせないほどの思いを読み手に持たせてくれた。
前だけを見て生きる。
すごくポジティブなようだが、とても切なくて、悲しい。
いや「悲しい」でいいのだろうか?
私の語彙力ではとてもこの思いを説明し切れない。
うん、まぁ分かるよ、陽はきっとそうなんだろう。
でも、だからこそみちは、思いやる必要なんてなかった。
みち、甘すぎる。
「理解してほしい」という気持ちは未練だ。
未練があるなら、未練を自覚すらしていないこの状況なら、離婚を切り出すなんて勇み足だったね。
「あなたが解ろうと解るまいと、自分がそうしたいんだ!」と全力で迷いなく逃げなきゃ、逆効果だよ…
それにしても、男性ってこうまで都合よく、自分が他の女とプレイしたことを忘れられるものなのだろうか?
名前忘れちゃったけど、あの先輩もかわいそうだよね。
こんな陽ちゃんに好意を寄せてくれたのに、結局陽ちゃんにとってはただのトイレでしかなかったわけだから。
陽ちゃんがレスになる理由はだいたい見当ついたし、「たまには違う味の…」と求めたくなる気持ちも、私は解る気がしていた(許す許さないは別として)。
しかし、こうまで無反省に、まるで自分が純粋無垢の被害者であるかのように振る舞えることが、信じられない。
それだけ必死なんだろうが…
いや、必死な人間は、陽もみちも誰もかも、みんな身勝手なのかも知れないね。
泣ける。なぜか涙が出る。
愛する男の、愛した場所を守るために…
愛や献身と残酷が並び立つ、まさにエロス。
ゴールデンカムイ
267話
第146話 ロシア式蒸し風呂バーニャ